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今週のkinologue【7/5-11】

梅雨らしいといえばその通りな日々だった今週、試写状をメディア向けに発送し、オンライン試写を開始。今回のシステムで業務試写利用は恐らく初めてだったと思うが、色々修正して貰った結果、使い勝手は悪くなさそう。そして営業向けにメルマガを打ってみたり、試行錯誤中。本サイトもようやく完成!あとはチラシが出来れば、とりあえず宣材物は完成〜
気づくと公開日まで3ヶ月ちょっと。プロモーションも本格化せねば。

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という中で、カンヌ国際映画祭が開幕して今年もマルシェにオンライン参加。今年もみなさんオンラインなのかと思いきや、作品を出品している配給・宣伝会社、メディアやライターさんが結構カンヌ入りしているそう。事前学習をしている余裕がなかったので、ざっとスクリーニングしたり、カンファレンスを聞いたり。去年のオンライン・システムも大したものだと思ったが、今年は更に進化している。「今日のハイライト」という動画を見ていると、これまでに比べると人は少ないし、マスクをしてたりしてなかったりだけど、ホントにカンヌに集まってやっているのね〜としみじみする。オリンピック無観客の日本とは別世界のよう。去年はなかったから、コンペやある視点など部門で観ることが出来るのはやはり嬉しい(オンラインだと観られない作品は多数。マルシェ参加じゃなかったらもっと観られるのかもしれないけど)。kinologueとしては北欧映画は押さえたいところ。コンペに出ていたフィンランド映画 "HYTTI NRO 6" は観られなかったが(きっと他に観るチャンスはある)、ある視点のアイスランド映画"LAMB" を鑑賞。『ひつじ村の兄弟』もある視点に出て受賞したし、アイスランドの羊はある視点に引っ掛かりやすいのか?羊飼いの夫婦のもとに生まれた「子どもの羊」と突然現れた夫の弟の間で事件が起こるのかと思いきや、、、まさかのラスト。これがホラーということか。しかしこんなに美しく羊を撮っている映画は観たことないので、羊クラスターは必見。ヨーテボリでトレイラーを見て気になっていたノルウェー映画の招待状が来たのが視聴制限時間を過ぎてからで見られず残念。コロナ渦中を描いた作品もチラホラあり、映画祭でないと観なかっただろうなぁと思った作品(普段は観ないイタリア映画とか)のなかで、意外と面白かったのがイスラエルのフード・ドキュメンタリー映画 "Breaking Bread" 。イスラエルとアラブの政治的対立を軽やかに乗り越えていく食のパワーは偉大。2018年にロンドンに行ったときにレバノン料理が流行っていたので連れて行って貰ったが、その時の衝撃的な美味しさを思い出した。お昼前に観たので、たまらなかった。来週15日まで、平日は隙間時間にしか観られないけど、まだまだ楽しんでいきたいオンライン・カンヌ🇫🇷

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