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先週と今週のkinologue【11/21-12/4】
気づくと20ヶ月以上、毎週続けてきたこの投稿。遂に先週はアップ出来なかった。ほぼ備忘録的な内容なので、特に誰も困らないけど、どんな時でもやって来たことが出来なかったという精神的ダメージは意外とじわじわくる。なので、銀杏からイルミネーションに移り変わる師走を迎えた2週をまとめてざざっと書くことにする。
アップできなかった11/21の週はバタバタがピークで、字幕・ポスター・試写状・プレスの入稿が全て重なり、何をやっていたのかよく覚えていないくらい。特に字幕が重なるというのがあり得ない状況。今回は共同配給者さんが確認はしてくれるものの、制作自体は一人でやらねばらない。そんなに頑張っていたのに、それもまた次の週に覆されることになるとは、、、その時の私には切なくて伝えられない。そんな殺伐とした日々で、唯一秋を感じられたのは大学構内。移動中のわずかな時間でもホッとした。ここ2年、学外の人は入れなかったのでひっそりとしていたけど、おじちゃん、おばちゃん、外国人観光客、保育園児などで賑やか。きっと銀杏も喜んでいるだろう。
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この2週はどちらも週末はフィールドワークに。4回目・5回目となったが、全くタイプの違うイベントが開催されて面白かった。調査ではあるものの、もしやフィールドワークは息抜きになっている?と気づいた。こんな忙しいときに、仕事以外に時間も手間もかかることをして、自分でもムリをしていると思っていたが、日常から離れるフィールドワークに癒されているのもまた事実。ようやくフィールドノートのデータが溜まってきたので、2週目からはコード化に移った。これから徐々に焦点化していく。
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次週以降だと見逃しそう!ということで、何とか時間をつくって観に行ったのは、ずっと観たかったアニエス・ヴァルダの『冬の旅』。12月になって急に冬らしくなったし、このタイトル、ぴったりだわ〜なんて軽い気持ちで観ると、地獄につき落とされる。笑。私の中での最大の褒め言葉として、『幸福(しあわせ)』以来のヴァルダのホラー映画!怖すぎて、息を潜めて観ていた。自分が信じる方へ突き進んでいったモナが路上で泣きながら死んでいくなんて、、、辛すぎるけど目が離せない。こうやって、どうしようもなくやるせない残酷さを美しく描くのはヴァルダしかおらず、それに惹かれてしまうんだよなぁ。80年代の公開当時に日本で受け入れられなかったのは至極納得。バブル期の日本でこんな生き方が理解される訳がない。やっと今、日本でもヴァルダの精神性が理解できるようになったのかもしれない。いや、モナをリアルに感じられるようになったという方が近いのかも。あああ、恐るべし、ヴァルダ。しかし、不思議とエネルギーを貰った。ありがたや。
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今週の大きな発表は別noteで、にするとしますかね。
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