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今週のkinologue【2/28-3/6】

梅は3分咲きまで、と瑞泉寺の庭師さんが言っていたが、我が家の梅が今年は珍しく伸び切った枝までびっしりと花芽がつき今週ほぼ満開に。かわいくて仕方なかった。が、少し春を感じるようになると、ほのかな匂いがなくなった。庭師さんの言う通り、盛りが過ぎたのだ。それが梅にとっての3月。

シネコヤさんでの『〈主婦〉の学校』上映初日トークが無事終了。KAMOSUさんつながりの地元の方々や久しぶりの友人、掲載誌を持って話かけてくれた方など様々いらしてくださった。感謝。最初に出てこられた方が「北欧の映画が好きなの。セリフが少ないところがいいわよね。そんな映画を日本に持ってくるのは大変かもしれないけど、私みたいな人が応援してるから頑張ってね」と声をかけてくださった。涙。がんばります。上映期間中はシネコヤさんに夏みかんの回収ボックスを設置。遠いアイスランドの学校の話にとどまらず、この活動がこの映画の「その後」になるのか、楽しみだ。

3月といえば、個人事業主にとっては確定申告の季節。しかし、その前にやることが多過ぎて、手をつけられる目処さえ立っていない。ひー。
一般的には、3月は別れの季節。昨日は長年の恩師の壮行会があり、所属ゼミ解散の現実をそろそろ受け止めなくてはならない。経費の精算をしながら、今月はそんな気持ちの整理もつけていくことになるのか。恩師は定年退官ではないので違う形にしたが、今月は最終講義のラッシュ。他研究科にも関わらず何度かゼミに参加して発表もさせていただき、学生とのプロフェッショナルな対話にいつも圧倒させられた佐藤先生もそのお一人。そんな時に目にした富永京子さんのコラムと「読書空間の近代」。本当に寂しくなる。

今週、業界仲間とちょっと話題になったのが、この記事。映画業界に入った当初から東宝とはあまり縁がないので、どこか他人事な感じはあるが、この記事に「ええ!そうなの!?」と驚くことは全くない。この手の目新しくない話が今更、なぜ、このタイミングで、どこから出てきたのか。配給会社から?他の興行会社から?東宝内部から?今、告発することで誰にいいことがあるのか。業界の「慣習」として凝り固まった興行会社>配給会社の関係に、少しは変化がもたらされるとよいのだけれど。

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