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今週のkinologue【4/12-18】

先週は珍しく土日共に晴れていたが、今週は土曜は雨、日曜は晴れて強風。庭の十二単ちゃんはずっと風雨にさらされっぱなし。がんばってます。

今週はこちらも色々がんばった。先ずは邦題がめでたく決まった。記号が入る珍しいタイトルなので、ロゴをつくるデザイナーさん泣かせ。ごめんなさい!そして、いよいよ字幕の仮ミックスが上がってきた。仮ミックスというのは字幕の第1稿が映像に載せてあるもの。これまで英語字幕で観てきたが、初めて日本語字幕で観るこの時、改めて映画と出会い直す。シーンごとに言いっぱなしかと思っていたら、ちゃんと美しくつながっていることに、初めて気がついた。あなた、意外と柔らかい感じだったんですね。明日からはじっくり字幕を吟味。会社勤めの時、字幕は制作担当者にお任せするものだと思っていたが、フリーランスになってからは字幕の大切さを教えてくれた人がいて、宣伝的な視点でもしつこいくらいチェックするようになった。
その他にも、劇場さんからの面白い提案と友人からのイベントの提案があり、ますますやることがてんこ盛り。あああ、とりあえず目先の5月半ばまでは、死なない程度に頑張らないと乗り切れない。

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と言いながら、『デカローグ』が始まってしまって気もそぞろ。ホントに好きなんだよなぁ。学生の頃、銀座テアトル西友での朝から夜までの10本連続上映を観て以来、いつ観ても心が鷲掴みにされる。2017年だったか、アイスランドのレイキャビク映画祭でやっていたポーランド映画特集で、何を上映しているか分からず劇場に入ったら、すぐに『デカローグ』だと気づいた。あの濃密さに圧倒されて、配給する映画を探す気力がすっかり失せてしまったのをよく憶えている。『デカローグ』は1本1時間弱、それぞれが独立しているので、どの話からでも観られる。今週行った平日夕方の回でも結構入っていて、若い人が多かったのが嬉しかった。『トリコロール』や『ふたりのべロニカ』は配信でも観られるので、若い人にもっとキェシロフスキに出会って欲しい。GWあたりまでの上映なので、こちらも出来る限り、観たいけど。。。

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