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今週のkinologue【4/5-11】

週明けまで2時間を切ったが、なんとか今週のうちに書けそう、ほっ。
今週前進したことと言えば、新作の邦題が具体化してきたこと。素材と一緒に送られてきた監督のインタビューを読んだら、原題タイトルに込めた意味がわかった。それは私がこの映画に魅かれた理由と同じだった。やっぱりそうなのか!原題タイトルに込められたニュアンスをどう邦題で表現するか、これからはその調整になりそうだ。字幕制作、デザイン、宣伝まわり、少しずつ、着実に動き出した。公開まであと半年。じっくり取り組んでいく。

1年前の今頃、このnoteを書き始めたことを思い出した。

ミニシアターエイドが立ち上がったり、独立系映画業界の中で様々な動きが出てくる中、弱小フリーランス映画配給者としては何ができるのか、自問自答の日々だった。いろんな職業の人たちの去年の4月の緊急事態宣言後の仕事日記をまとめた「仕事本」を、久しぶりに開いてみた。

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先行きが見えない不安、外に出られない・人に会えない閉塞感に溢れていた去年の4月が、既に遠いもののように感じられた。マスクをする、除菌クリーナーと消毒液を持ち歩く、外出・外食の回数を減らす、打ち合わせはオンラインで、といった生活にすっかり慣れてしまった自分がいる。
あれから1年、ミニシアターの状況は明るくはなっていない。少しはお客さんが戻ってきたかなと思うと、感染者増のニュースでまた少なくなるを繰り返している。そんな中でも動じない一定数のお客さんがいることも知った。「自分には何ができるのか」の自問自答は、今年も続いていく。正解のない答えを探すには、前に進むしかない。そんなことを考えるのに最適な「休憩場所」を浜辺で見つけたのが、今週イチの収穫だった。

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