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普通ってなんだろう
サブローは支援級の中学2年生。
支援級になったのは、中学1年生の冬なのでまだまだ1年生みたいなもんです。
支援級に変わるときのひとつのきっかけが高校受検。
勉強のできないサブローだけれど高校には行ってほしかった。
相談員から言われた言葉
高校行ってどうするの?
その先は?
言い方はもっと優しかったです。そしてこのことが将来についてもっと考えるきっかけになりました。
現状から見ても普通級の勉強についていくのは無理だったし、協調運動障害もあったから体育も苦手、その他の副教科もどれも苦手だった。給食も好き嫌いが多すぎて未だに完食できないし、友達は数人。学校に何一つ楽しみがないことが不憫だった。そして漠然と高校でも同じように辛い思いをするのではないかという不安があって、どこの高校でもいい、というのは違うなと思い直しました。
それから知った高等支援学校。
最近は学校見学会、説明会があちこちで開かれています。中学1~2年生用、3年生用などあるので見逃さず何校か行ってみるつもりです。
普通級
学校どう?最近どう?
この「どう?」って質問は何がどうなんだ?ってわかりにくいので私もあまり好きではないが、大人に聞かれたときのサブローの返事はいつも「フツウ」であった。
サブローの日常=フツウなのだろうが、大半の子どもの学校生活とは違う。
サブローのフツウ=普通ではなかった。
先日サブローの口から普通級という言葉が出てきた。親としてなんだか切ない。
まるでサブローが普通じゃないと言ってるみたいだ。支援級以外は普通級なのだが、普通級にいたら敢えて「普通級」という言葉は出てこない。
学校側の配慮なのか、小学校では支援級は1組2組とかではなくて、かわいい愛称がついてて、そのクラスの子どもは○○さんと呼ばれていた。中学校は前の学校も今の学校も6組、生徒は6組さんと呼ばれている。だから子どもたちの口からは「支援級」という言葉も聞くことがない。
支援級以外は普通級なのだから、支援級のクラスでは普通級という言葉を使うことが当たり前なのかもしれない。だけど、我が子から普通級という言葉が出てきたときには少し胸がチクッとした。
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