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日記(なぜか後半に日本経済について)

最近よく疲れている。これが原因不明の疲労だったら大変なものだろうけど、幸いなことに原因はハッキリしていて、研究と授業とバイトに挟まれて休めてないからだ。休日全てにシフトを入れているから、実質的に休日が無い。馬鹿と思うかもしれないけど、お金が無いからしょうがない。実際俺はパチンコ屋で働いているが、パチンコ店員にはパチ廚と効率廚の二層があって面白い。効率廚には俺のような困窮した学生が多い。研究しながら働くのは大変だからね、高い時給と一度に働ける時間が8時間と長いのが魅力的。しかしその長さはそのまま巨大な疲労となって押し寄せる。カフェインとビタミン剤でごまかしながら生きているけど、持続的ではない。

疲れていると気が付く面白い事は、疲れていると逆に活発になることだ。多分ストレスを快楽で相殺しようとするのか、いつもより友達と関わったり、夜更かしして遊んだりして、それがまた疲労を生む負のループ。この記事も活発になって生まれたものだ。また疲れていると感情的になるのも面白い。疲れているとなんというか涙もろくなるのだ。個人的に自分が疲れているか測る指標として「中島みゆきの曲を聴く」というのがある。中島みゆきの曲を聴いて、感動したら疲れている、しなかったら疲れてない。中島みゆきの曲は苦難に立ち向かうような歌詞が多いから、しんどい時ほど心に響くんだ。留年しかけて毎日勉強しなきゃいけなかったときはめっちゃ泣けた。特に「ファイト!」は社会の理不尽な仕打ちに耐えて頑張る人を応援する歌でいい。まあ俺が留年しかけたのは俺のせいで理不尽とかでは無いから共感するのはおかしいんだけどな。

昨日は疲労による過活動で、夜中の4時まで経済について勉強していた。ただでさえ時間が無いのになんであんなことをやっていたのか全く意味不明で完全に異常行動だ。でも国債の発行の仕組みについて知れたので良かったです?。みんなも何故日本が借金大国になったのか知りたくないですか?結構面白い話で、今の円安にも繋がってくるので特に資産運用をしようと思っている、あるいはしている人は一見の価値ありです。


ここから経済について

というかみんな経済についてもう少し知識を付けた方が良いんじゃないかと思う。特に投資=危ないといった考え方は一旦捨てるべきだと思う。特に円安が進む今、逆に貯金=危ないといった意識を持つべき。円安が進めば、持っている円の価値が下がるので、あなたの資産価値も下がる。5年前と貯金額100万円が変わってなかったとしても、100万円で買えてた車が円の価値が下がって150万円でしか買えなくなったりする。よって資産を分散するべきで、その一つが投資という単純な話なのだが、固定観念から抜けられないのか、なかなか投資を始めない人が多い。僕は知り合いに積極的に投資を始めることを進めているんだけど、大体半分ぐらいの人が始めてくれてるが若い人が多いと思う。ただ当然若い人は貯金が無い訳なので、失う資産もない。自分としては働いて数年が過ぎてて、貯金がある程度ある、あるいは年収がある程度ある人ほど資産運用を始めるべきだと思ってます。何度も言いますけど日本経済の貿易収支は赤字が続くと予想されてて、財政赤字は巨額で不健全な状態にあり利上げが難しく、更に円安になる可能性は大いにあります(この予想は専門家によって異なります)。日銀が為替介入しているのが良い証拠でしょう。この状態において資産を全て貯金という形にする、つまり言い方を変えれば日本円に全ベットするのは非常に危険な行為だと思います。もちろん、資産運用にもリスクはあります。しかし頭に入れて欲しいのは「資産運用をしない」というのもリスクのある選択の1つです。そこで資産の分散、リスクの分散が大事で、貯金を適当な資産(外貨、株式、債券、投資信託)に分散させるのは重要です。これにより、一つの資産の価値が下がっても、他の資産が耐えてくれます。なんのことはないです、もし円安にならなくても、その時はまた資産を日本円に戻せばいいだけの話です。

また経済についてはここ数年後の労働市場の変化にも興味があります。これは皆さんの生活、特にお給料に直接影響してくる話です。この先数年後、日本の労働者の給与は増える可能性が高いです(ただし、上がった分の賃金が社会保険料として高齢者に取られる可能性も高いです)。人口減少は労働市場のパワーバランスを大きく揺るがすインパクトを持っています。ここ30年間の日本では企業と労働者間のパワーバランスは企業優位が続いていました。

2012年比の賃金、純利益、配当金、内部留保の推移

これは少し恣意的なグラフではありますが、企業が賃金を横ばいにしたまま利益を拡大させているのが分かると思います。つまり2倍も儲かった分の利益を従業員に還元していない。これは企業側の立場が優位であったことを示すと同時に、賃上げの余地があることを示しています。またこの状況は変わりつつあります。
言うまでもなく、日本の労働出来る人の数は減少し続けています。その数は1995年のピークから2024年までに約1300万人減りました。1300万人って調べてみたんですが、ベルギーの人口全体が1100万人だそうです。つまり日本からベルギー一つ以上の労働者が消えたということになります。さらに、2060年には約4300万人も減少すると見込まれています。これは労働者にとってはいいことです。単純な話大企業に入ろうと思った時、ライバルが1300万人減るわけですし、どの商品でもレアになれば値段が上がりますよね?それと同じで、労働者も数が減ってレアになれば企業同士で労働者の奪い合いが起きて、結果賃金が上がります。
日本は働ける人が減るのに備えて労働参加率を上げてきました。それは非正規雇用で女性や高齢者に働いてもらったり、外国人労働者を受け入れて働いてもらうなど、そのようにして労働者不足を解消していたのですがこれ以上
上がらない所まで労働参加率が上がり切ってしまいました。日本の労働参加率はOECD加盟国の中で3位で、先進国としてはトップです。

生産年齢人口に対する労働参加率
内閣府 男女共同参画局から引用

これより人手不足は本格的になります。企業は人不足の中、労働者に来てもらおうと思ったら、高い給料・質のいい職場を提示するしかありません。ここで30年間上がらなかった日本の賃金がようやく上がると予測されています。実際、2024年度の賃上げ率は5.10%と30年ぶりの高水準です(インフレの影響もありますが)。要するに私はこの数年が日本の労働市場の大きな転換期だと睨んでいて、それは私たち働く人にとって朗報であると言えるのです。

ただし、この人手不足による賃金の上昇の恩恵を受けるには、転職を考えなければなりません。当然ながら、企業としてはあなたが低い賃金のまま辞めずに働いてくれるなら、賃金を上げる意味はありません。でももし、あなたが転職を考えていると知れば、人不足の中、転職を食い止めるために給料を上げざるを得なくなります。人手不足が強烈になればなるほど、この傾向は強くなります。高い給料を払えないブラック企業は人がいなくなってしまって、潰れていくでしょう。ただし、もう一度言いますが、これは皆さんが積極的に転職をした場合にこうなります。indeedの調査によると日本の転職経験率はイギリス92.7%、アメリカ90.1%、ドイツ84.2%、韓国75.8%に対してたったの59%だそうです。今までのように低い給料で劣悪な労働環境にも関わらず、転職をせずにその企業で働き続けると、ブラック企業としては給料を上げる意味がありません。日本人全体が「転職の選択肢はあり得る」という雰囲気を作らなければ、ブラック企業は生き残るでしょう。ですから、皆さんは別に今すぐ転職はしなくていいですから、自分と全く同じ職種の求人を少し覗いてみてください、今の会社より高い給料、あるいは同じ給料でも福利厚生や労働環境が良いなどが見つかれば、転職を頭の片隅に置いておいて「いざとなったら転職してやる」という気持ちを心のどこかに持っておきましょう。そうすれば会社で理不尽なこと言われても、多少心が楽かもしれません。



あれ?最初はただの日記だったのに、なぜか経済について語っていた。。。
まあいいや、2024年7月13日の日記でした。


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