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ドイツのベルリンからレポート 8月1日ベルリン大規模デモ(b0108)現地生レポート“距離なしマスクなし” #107 ウィズコロナ時代のドイツ ※2020年8月1日時点

以前こちらの記事でも、8月1日の今日、大規模デモが予定されているということをお伝えしました。

その後のデモの様子についてはこちらの記事でレポートしています。

今日までの間に、在ドイツ日本大使館からであったり、ウェブメディアのメルマガなどで本日のデモにて、軽犯罪などに巻き込まれないよう注意勧告がされていました。

今回の動画では、こちらのデモについて、メディアやツイッターなどで取り上げられている情報や、実際の様子などを含めてまとめていきたいと思います。

当内容では、現地での様子をお伝えする動画を含めていますが、今回撮影するにあたり、わたしのほうは十分な距離を保ちマスクを着用し、無闇に人の密集した場所に入るようなことはしていません。

事前情報

警察によると、約1万人の参加者が「パンデミックの終わり-自由の日」というスローガンの元、抗議活動登録が行われているということでした。
シュトゥットガルトの「QUERDENKENクヴェーアーデンケン(個性に富んだ考え)」という団体が主体となって行われた抗議運動と言われています。

スローガンからもわかるとおり、コロナの制限に対して抗議を行うことを目的とし、定められた工程を歌や掛け声、音楽などとともに行進をすると言った内容でした。

活動ポイントはこちらのようになっており、各スポットごとに「反ユダヤ主義と人種差別への抗議」や「ベルリンのクラブシーンの復活」であったり、「子供の権利」や「動物保護」を主張するもの、そしてスクワットハウスと言われる居住施設の立ち退きなどに関する反体制デモも含まれています。
ちなみにこの色分けは、ピンクが先ほどもお伝えした「QUERDENKENクヴェーアーデンケン」、紫が左派や極左、ブルーがそのほかの団体となっています。

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Photo: BM Infografik

ベルリンのアンドレアス・ガイゼル内務上院議員(SPD)によると、ネオナチの組織も参加を呼びかけていたと伝えられており、それに伴い、極左組織による呼びかけもツイッターなどでいくつか見られました。

このツイートでは「単独では参加しないように。水と日焼け止めを忘れずに」と書かれています。

ベルリンのミュラー市長は、「デモを行う権利は民主主義の大きな財産であり、私たちにとって重要ではあるが、感染者と死者数は依然深刻であることを忘れてはならない」と理性に訴えかける形の呼びかけを行なっています。

参加者についてですが、少なくとも50万人が見積もられており、SNS上ではどのように計算したのかわかりませんが350万人が予想されているということです。

参照元:
https://www.morgenpost.de/berlin/article229616974/Corona-Demo-Berlin-Route.html


デモの様子

まずは集合している様子をご覧ください。



お気づきのとおり対人距離が保たれているわけでもなければマスクが着用されている姿はほとんど見られません。

それもそのはずで、今回の抗議運動のテーマの一つに、マスク着用義務や対人距離の制限に対する抗議も含まれているのです。

このように車で「Freiheit(自由を)」と呼びかけながら、さまざまなプラカードやフラッグで新型コロナウイルスの制限に対する抗議が叫ばれています。

以下は動画内で実際の映像とともにご覧ください。

このようにドイツ連邦国内の各州に定められたフラッグをもち練り歩く集団や…

ビルゲイツのワクチン開発に反対する人たち…

これなんかは、ナチス旗のデザインに4つの要素が用いられていて、読みとくにおそらく「監視社会/クレジットカード?/マスク/ワクチン」が見られました。

あとはベルリンらしいともいえる、DJワーゲンです。

#キノコ意匠 #b0108#ウィズコロナ

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