見出し画像

毒きのこのマイルール

結構大事なこと伝えてなかったかもしれないというのを最近気づきました。
自分が毒きのこを扱う、安心して食べていただくために課したマイルール。
自分の中に当たり前に存在し過ぎて言語化してなかった事があります。

①毒=量
毒が毒の効果を出す際は摂取量がキモになります。
例えば真水も一度に大量に摂取すると水中毒になってナトリウムバランスが崩れ低ナトリウム血症になります。
自分も提供の際、一部毒きのこは美味しくてもおかわり禁止にして症状が出ないようにしています。

②放射能
天然物となると気になるのは放射能汚染具合。
出荷制限状況やきのこ山菜を採取し線量を測ったデータを各都道府県、市町村のHPで公開されており、毎年採取地域のチェックしております。

画像1


実は制限無しの大丈夫な地域もある福島県の天然きのこの状況

③食品衛生
毒きのこを扱う以上に普通の食中毒にも注意しなければなりません。
自分は調理師免許を取得しており基本的な食中毒知識、何をしたら菌が侵入するかなど衛生的な調理が身についていますのでご安心ください。

④毒きのこと法律
法治国家に居る以上、違法なきのこは出せません。
現在法規制されている毒きのこは「シビレタケ」など違法ドラッグ「マジックマッシュルーム」の原料になるきのこは規制されて採取も禁止されています。
それ以外は問題無く扱え、公開しているきのこの食レポに違法なきのこは無いです。

⑤うまいメシ
ただ作って食べるだけは誰でも出来ます。
ですが自分はハンターシェフなのでより美味しく食べる努力は惜しみません。
毒きのこを美味しく食べる為、優れたレシピの見分け方に長けていたり(自己評価)、パーティ料理を作れたりします。

画像2


思えばTVの取材依頼来た時も…
制作担当者はノリ気

色々話をして、制作会議に出しますor上司と相談してみます

ダメでした…。

というパターンが3回くらいあってまだ取材は来てない。
(実在する制作会社なので詐欺ではなく多分本物)
毒きのことTVって中々合わないな、と思ってたけどこういうとこだったのかも。

今後もこのような心持ちで精進していきます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?