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自分も案外捨てたもんじゃないな。って思わせてくれた後輩の話(20日目)

聞き上手、優しい、大人びてる。

高校の時くらいから度々言われるこの褒め言葉。ここ最近、いまいち自信が持てなかった。

なんか得した覚えがなかった。「信頼」はされるんだけど、「ファーストチョイス」にならない。リザーブって感じ。控え選手。

自分ってなんなのか。今の性格を捨てれるように、もっと自己主張をして生きれるよう努めるべきなのか。

昨日、バイトの送別会があって、卒業ということで送り出してもらった。一通り終わって、最後プレゼントをくれる。それで終わりだと思ってたんだけど、その中の後輩の1人が手紙をくれた。泣きながら。ここまで泣いてくれるなんて思ってもなくて、こっちまで泣きそうになった。

家帰って手紙を読む。2枚。びっしり書いてあってすごい嬉しかったんだけど。

「先輩は聞き上手で、自分が話してばっかりでも、真剣に恋愛相談にのってくれて本当に嬉しかった。ここの関係があったから、今でも彼とやっていけてる。本当にありがとうございました。」

手紙が家にあるから思い出しながら書いてるんだけど、こんな感じのことが書いてあった。後輩のために、とかそんなおこがましい気持ちなんてなくて。でも、ほんの少しでも助けになって、最後泣いてくれて。

ちょっとは自分のことを、自分の性格のことを好きになれた。最近、自分のあり方やアイデンティティを考えることが多くて。何かを変えないといけない、捨てないといけないなと感じてた。

別に、捨てる必要は無いな。「そういうところ」を信用してくれる人がいた。自分の考える自分のかたちと、周りから見える自分のかたちが、がちっと嵌る感覚。この感覚は、はじめてかもしれない。

「…ということがありました。いろいろ悩んでるときにこういうことを言ってもらえて…タイミングもよかったのかもしれないです」

2月から週一でお世話になってるカウンセラーの方にも話した。そこで言われた言葉が印象的だった。

「起こったこと、タイミング。一見偶然に見えても、それは必然かもしれません。」

色々続きがあるんだけど、友達がそろそろ集合場所に着くみたいなので、ここらで終わろうかな。一生忘れられない一日でした。


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