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アニメの女の子についてずっとモヤモヤしてたこと

これから書くことは、現代文化に馴染めないおばさんの個人的な意見だと思って聞いてください。

私は昔から、どうも今で言う「萌え絵」的なものを、あまり好きになれませんでした。
ハッキリ言うと、小児性愛を感じてしまうからです。

ただ、昔は別に「そういうのが好きな人がいる」と思っているだけで、自分から触れに行かなければ触れることはありませんでした。
昔、勤務していたゲーム会社の中にもそういう方々がいらっしゃり、デスクにフィギュアを置いていたりされていましたが、それはそれ。
私には関係ない、と特に気にせず過ごしていました。

JapanってそれでCool?

ですが、最近は、少し前に炎上した「温泉むすめ」にしても、大人たちが
「流行っているから」「アニメは日本の文化!Cool Japan!」などと言って広告等に普通のアニメだけでなくいわゆる萌え系アニメまで起用し出したため、誰もが目に触れる機会がすごく増えたのだと思います。
広告会社のおじさまたち、「進撃の巨人」と「月曜日のたわわ」を同じアニメと一括りにして扱ってるのかな?なんて思ってしまいます。

アベプラと考える

まずは、萌えキャラ広告について

皆さんも既に、この温泉むすめよりももっと前から、萌えキャラのラッピングバスとか街中で萌え絵に触れることが多くなってきているということは言うまでもなく感じていたことと思います。

それが日本中に溢れることを、私個人としては、カッコよくはないなぁ、とは思い、少しだけ悲しい気持ちになってしまうのですが、
そういう時代なら仕方がないのかな、と思います。

見たくない表現に触れない自由

アベプラは色々な意見が聞けてすごく勉強になるし、議論って本当に大切だと思います。
喧嘩みたいになるのって緊張するけどね。

ここで佐々木さんがおっしゃっている通り、見たくない表現に触れないようにするあまり、思想が偏って全体主義的な考え方になってはよくないというのは本当にそう思います。
だってまた同じような戦争を繰り返してはいけないし、日本人にはその責任があると思うから。

ただ、「見たくない表現に揺れない自由」と「性搾取」や「戦争報道」のテーマは切り分けないといけない、とはいえ、不快の中身は切り離して考えられないと思うけどなぁ。

今回の「月曜日のたわわ」広告炎上問題に関して、広告元の意図としては、
「憂鬱な月曜日に、不安を吹き飛ばして、元気になってもらうため」
らしいですが、
元気の源が、あらわな太もも&おっぱいぷるん、って昭和の色ボケ爺さんの発想だな
としか思わないし、掲載した日経新聞がどう評価されるのかね、ってだけの話だと思います。

モヤモヤ脱出?!

上のアベプラの討論は、「見たくない表現に触れない自由を守るのか?権利はまずいだろう!」がテーマだから、その見たくないものの対象である、性搾取については論じないことが前提とされているので、これで納得したはずのですが、
どうもモヤモヤが晴れない!!

ただ、最後に佐々木さんと田中萌さんが発言された言葉を聞いて、
モヤモヤの出口が見えてきました。

それは、佐々木さんが、
「今回の問題(「月曜日のたわわ」広告炎上問題)を、
10代20代の女性全体で「よくない、問題がある」と答えたのは、100人中16〜18人。8割以上の女性が問題ないと言っている。この事実は(考えを)アップデートしないといけない」と言い、

田中萌さんは、「今回の広告に関して言えば、不快だと思う気持ちはあまり理解できなかった」とおっしゃっていました。

ここで私は、前に見た岡田斗司夫さんの講義の動画を思い出し、なんかすごく合点がいきました。

男性の問題ばかりではなく、女性が密かに蝕まれている説

これで完全に納得がいきました。
まぁ、あくまで岡田先生の経験と持論なので、この問題の結論ではないと言う点はご了承ください。

この動画では、ロリアニメと言われるものを幼少期から大量に見た結果、
男の子が「小児性愛」に目覚めて犯罪を起こす、というような
男の子側に問題が起こることばかりが懸念されていたが、
実はそれは、女の子の「恋愛不全」という現象を引き起こしているのではないか?というお話をされています。

この話を信じるとか、だからどうしたということはさておき、私がガッテンした点は、
度々炎上する萌え系アニメの問題に対し、男性側の受け取り方が、
萌えアニメは「小児性愛者の男性を生むコンテンツ」だと言われている
=男に問題がある!と言われているように捉えて反発心を持ってはいませんか?
と思ったのです。

それはまるで、
戦争系シューティングゲームをしたら、みんな人を殺すようになる、という議論と同じように。
なので、男性側を非難するフェミニストがいたら、それは軋轢を生むだけで、よろしくないなぁ、と私は思いました。

ちなみに、先ほど「不快だという気持ちが理解できない」とおっしゃっていた田中萌さんは、1991年生まれだそうなので、上の岡田先生の動画が収録された2010年時点で19歳くらいということになります。
まさしく、動画で岡田先生がお話しされている女子大生の世代で、こういう
ロリアニメの表現が普通だと思っていて、特に性的な表現には感じない世代
が出てきたんだな、と思いました。

結論

フェミニストたちが叫ぶことが男性にとって、
「男が悪い!改善しろ!」
と聞こえてしまい、軋轢を生んでいるようにお見受けしますが、
見えない何かに侵食されているのは男も女も同じ。

目に付くところに小児性愛を感じさせる萌えアニメが入ってくるのは、資本主義社会で仕方ないことかもしれないけど、
日本中でそれが溢れるっていうのは、どうなんですかね。

世界に誇れる日本文化ってなんだろう?
AKIRAが良くて萌えアニメが悪いなんて言うつもりはないです。

韓国やその他のアジアでは、日本のAVが有名らしいですね。
性産業がグレーな国、日本。
後進国になりつつある日本で、そんなことを収入源にするというのもアリなのかもしれない。
悲しいかな。恥ずかしいかな。

そういうものにあまり晒されずに育った40代女性の私は、ちょっと心配、いやうそ、心配は偽善、
日本がロリアニメで溢れる国になる懸念、を感じました。

最後に

今回の「月曜日のたわわ」全面広告問題に関する色々な記事やコメントを見ていて、私のロリアニメに対する、モヤモヤさらにはフェミニズムやジェンダーに対する、私なりの結論を見つけたような気がしました。

それは、
顔が幼いの豊満でグラマラスな女の子のイラストを見た時、

  • 男性:かわいいじゃん、性的な意味とかじゃなく、カワイイと思うよ

  • 女性:なんで幼い娘の胸とかお尻を、こんなに誇張するの…

という、単純な印象のギャップであるように思えました。
男性としては、「単にカワイイと思ってるだけだから、なんでも性的性的言うな!」
という意見が多く投稿されていて、(男性の総意ではないと思いますが)

一方、女性(おそらく)のコメントを見ると、
「逆に男性の股間をアップにして、そのサイズも強調したイラストが公共の場に描かれてたら、どうですか?」
という意見もありました。

私も女性なので、どちらかというとそう思いますが、
これはもう、わかりあえない領域なんだな、と少し諦めました。

さらに、現代の若いZ世代前後の子たちは、幼い頃からそういったアニメに晒されていて、特に何も感じない、という事実。

もう、この気持ちは墓場まで持っていこうかな、いやでも男性優位っぽい感じもするな、など、色々と考えさせられてしまうニュースでした。

とにかく、原因はどうあれ、チャイルドポルノの規制が薄い日本で、
女児が性被害に遭わない社会を作り、守られることを、心から願います。

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