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セーラームーンと心理学と女性性への刺激


セーラームーンは占星術をcompleteしている

占星学を学んでいると、セーラームーンでの比喩に多く出会う。
それもそのはず、太陽系10惑星をキャラクターの特性にしているだけでなく、性格や風貌なども惑星ごとの特徴を具に表現している。
(小惑星やブラックリリスなどもあるのがすごい…!)

セーラームーンにハマりにハマった小学生時代。
うさぎちゃんの前髪の割れ目や、そこにティアラを書く瞬間が一番難しく、
苦戦した記憶がある。
そして好きな戦士はもちろん、嫌いな/苦手な戦士もいた。

私はセーラージュピターが苦手だった。
でも今は大好きだ。
この差は何だろう?どんな変化があったんだろう?

見る側の年齢域によって受け取り方が変わる

占星学にはエレメント(4区分)という概念があり、
サインは火地風水の4つの性質にそれぞれ属しているという
考えがある。

ARI 占星学総合研究所より引用

これらのサインにどの天体があるかによって、
その人が持つエレメントのバランスと現れ方をみる。
エレメントが示すのは、その人がどんな価値観を持っているか、
心の性質(物事の受け取り方、表現の仕方)と言われる。

心の性質ということは、一生同じ価値観や表現の仕方になるのではなく、
成長とともに成熟していくものとも言われている。

心理学的反応(欠落を補う心の機構)
・否認:自分にそれがあることを認めない、否定する
・抑圧:あることすら見ない、蓋をして隠す
・昇華:認めた上で別の方法で満たそうとする、モチベーションに変換する
・投影:他者に自分の欠落を映し出して補完する、もしくは否定する
・補償:欠けているもの以外を使って補おうとする、努力する

私は小学生の頃、ヴィーナスに憧れ、ジュピターを嫌っていた。
それは、

・ヴィーナス→投影
 女性らしさ、アイドルっぽさなど、
 持っていない要素を憧れることで補完していた
・ジュピター→投影or否定
 
背の高さ、男らしさ、大雑把さなど、
 自分のコンプレックス要素がキャラ特性なので嫌っていた

ということが起きていたと言える。
そしてそれは小学生(確か高学年だったような気がする)という
多感な時期だからこそ、顕著に現れたのだと思う。

今の年齢になり、NVCや占星学の道を歩む中でもう一度見てみると、
一番好きなキャラクターはジュピターだ。
それは、私が今の自分を需要し、この体とこの心を持って
生き抜いていくことを決意できたからだと思う。

(むしろ、もう少し前だったら好きも嫌いもない
「無関心」が回答だったかもしれない。笑)

「嫌いや苦手」に誰が反映されるかをみることで、
心の成長状態、発達状態、ひいては自己受容状態を
垣間見えるのはそれ自体が自己を観察する面白い方法だ。

女性性への刺激

NVCの言葉を借りれば、
“誰かや何かを批判したり評価している時は、
自分の中に満たされていない何かがある“
つまりは自分の中の女性性を受け入れられているかどうか、
という問いも成り立つのではないかと考えている。

女性性とは「女らしい」という性別としての女ではなく、
陰陽の「陰」であるが、それを含めても
自分の中の女性性の状態を知る方法としても
セーラームーン方式炙り出し法は有効だと考えている。



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