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サニーデイ・サービスのライブと商品開発 as soon as アウトプット 3月

いや〜、サニーデイ・サービスのライブに行ってきました。
なぜアウトプットでライブの話なのかって話なんすけど、ライブ中に思ったんですよね、これも一種の商品開発なのではないかと。

プロダクトでこそないけれども、商品を通じて感動を与えるという意味では、同じなんじゃないかって。

今回のDOKIDOKIというアルバムのツアーですけれども、聞けば聞くほどいい曲だったわけなんですけど、それを生で聞けることの嬉しさ。
それを心待ちにライブ会場に来たわけです。

ちなみに、サニーデイ・サービスのライブは初めてで、過去に曽我部恵一バンドはみたことあっただけ。

サニーデイ・サービスが好きな旦那に誘われて、クアトロへきたんですけども、なによりも、ライブハウスでライブを見るのは、コロナになってから一度もなかったので、まさに3年ぶりなのです。

そして、ライブ自体もマスク解禁で、声出しOK になってから間もないライブってことで、サニーデイ・サービス自体も久々の満員状態のライブということで、本当に特別な日だったのです。

もう二度と、ライブハウスでライブを見ることができない人生も想像していた私にとって、本当に本当に楽しみなライブでした。

ただ、この3年のブランクの間に自分自身が老いていたことにきづきませんでした。3時間半立ちっぱなしの状況は、超ハード。

でも、でも、サニーデイのライブは体の痛みを吹き飛ばしてくれました。


サニーデイ・サービスは3ピースバンドであり、バンドにとって最小の形態である3ピースバンド(ギター、ベース、ドラムのみ)は、一番難しいらしいです。一人ひとりにかかる比重がでかくて。

で、ボーカルの曽我部自身も、最近この3ピースバンドが面白いって思ってきたらしいのです。

かつては、サポートでキーボードとサイドギターを入れて5人でやったりしてたけど、ここ数年は、3人がおもしろいなあと思ってます。
スキマがあって、スッカスカだけど。そのおもしろさがあるんです。



なんか、最近とても思っていた私のテーマと重なる。
役割分担のこと。
現在の商品開発において、非常に役割分担が曖昧だったりして
ストレスがかかっていたのです。
あと、人数が少ないから担う箇所も多くなって。。。
パンパン。。。てんやわんや。。。

だけど、けっこう役割分担を明確にしていただいて(ワタシ的には責任の所在をしっかりしたいタイプ。バンドならギターを持っていればギターだけど、仕事において明確な役職があるわけでなく、やるべきこと全部やる的なスタンスなんだけど、責任の所在が曖昧なので、心の中で私は最初から懸念してたぞ!でも動かなかったじゃないの!だから私のせいではないぞ!と思ったりすることがすごく嫌で。。。もう私の責任なら自分が絶対事前に対策するから!っていう)やるべきことが、しっかり見えてきて、スッキリ。

そして、曽我部さんでいうところのこの最小だからこその面白さっていうのはうちでも当てはまるわけで。

たくさんやることはあるんだけど、まさにこの最小チームだからこそ、大きい組織だったらやらないようなことまで経験させていただいていることがすごくありがたいという考え方になっていくわけですね。

それから、インタビューにとても共感できる箇所が


バンドの最後のほうって、「みんなで音楽をやる」ということが、
めんどくさく感じていて。
人間関係のわずらわしさもあったりね。
ステージに立つまでに、いろんなデコボコをならしてかないといけないように感じて。

まさに、私も、色んな意見がある中で、それをどうまとめるの?
みんなが納得する場所はどこ?
なんで思い通りにならんのだ?と。
とても煩わしく感じでしまうことがある。

でも曽我部さんは、解散から7〜8年で煩わしさを忘れて、またバンドをやろうと声をかけたらしい。で、またこういうことが患わらしかったんだと再認識しているが、心境の変化があったそうで

でもいまは、解散の前とはちがって
「考えかたやスキルのちがいを、平らにしていかなくちゃいけないんだ」
とは思わなくなりましたね。
「ちがいがあるなら、そのまんまで表現したらいいじゃん」
って思うようになってきたんです。

え、まって、、、

バラバラの人間が集まって、
みんなの前で自分たちの音楽をやる。
その姿を、素直に見せればいいんだろうなって、
いまは思っています。

うわ〜〜〜〜〜
ほんとそれ。
なんか、自分を反省。
みんな違う人間だからこそ、このメンバーで作れるのは
今の商品だったりするわけだし、思い通りにならないとかどうでもよくて
今の私達が考えうるやり方で、それを大切にしてやっていくからいいんだわ。


こうすればよくなるってノウハウは、まあ、ないんですよ。
毎回毎回、そのスイッチはちがう。
でも、いつでも求めてはいるんです。
ライブの空間が、最高の時間で満たされるってことを。

バンドでいうライブは、人と木のクムキシリーズでいうところの
ひな祭りやん。
その時間が、人と木の雛人形のおかげで、最高の時間でみたされていただければいいってことね。
おんなじですやん。


そのためには、僕らができることは、練習して練習して、
本番を一生懸命やるしかないんです。それを続けてると、たまーに
「いいライブ」が訪れるんですよね。

そのために、私たちができることは、サンプル作って修正して
サンプル作って修正して、一生懸命ものづくりするしかないんですよね。
それを続けると、たまーに、ヒット商品が生まれるんですよね。ってか!

なんだか、シンプルだけどそういうことがお客様に伝わったり
するんでしょうね。
私、今回のサニーデイ・サービスのライブで、商品開発の極意を学んだような気がしました。

絶対フェス開いて、サニーデイ・サービスよびます。

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