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褒める

あなたは最近いつ褒められただろうか。

褒められるハードルは年齢と比例して上がっていく。生まれて間もないころは立つ、歩く。小学生なら1人でおつかいに行く、学校のテストで100点を取る。

中学生、高校生になるとどうだろう。部活動でいい結果を残す、志望校に合格する。この時点で既に誰もが達成できるわけじゃない。その先は大企業に就職、結婚、昇進、マイホームなどである。

かくいう僕も大学生になってすぐの頃に感じた。

(あれ、最近僕、あんまり褒められてないなぁ)

生まれた思いはどんどんと成長を続けていく。褒められたい。でも褒められるほどのなにかが僕には無い。そこで僕は2つ考え方を変えた。

ひとつ、自分で自分を褒める。それも小さいことで。

1番いいのは常に誰かが自分を褒めてくれることかもしれないが、あいにく僕はプロぼっちである。そうじゃなくてもそんな人はほとんどいないだろう。となると、常に自分といてくれるのは自分しかいないわけである。

なので僕はその日からひたすら自分を褒めた。朝起きる、顔を洗う、歯を磨く、お化粧をする、髪型を整える、学校に向かう、、、。どれも出来て当たり前。出来ないと「きちんとした人」から外されてしまうものであり、当然普段は誰も褒めてくれない。

でも僕は僕を褒めた。

「よく起きれたね!偉いぞ自分!」「やるじゃん今日も整ってるよ~!最高にかっこいい!」

最初は馬鹿みたいだなと感じてしまうかもしれないし、みじめに思えてしまうかもしれない。でも続けてみてほしい。始めてから1ヵ月ぐらい経つと、僕は無意識に自分を褒めれるようになってた。こうなると落ち込む回数がグンと少なくなったのだ。

やはり人は褒められて成長するし、自信を持てるのだと僕は思う。誰からも褒められないなら自分が褒めてあげればいいのだ。

しかしそれでも誰かに褒められたいという人も勿論いるだろう。そんな人に紹介したい。

ふたつ、誰かに褒められたいなら自分も褒める癖をつける

これは自分を褒めるようになったのと同じ時期から開始した。とにかく良いところがあれば褒めたのである。わざとらしく大げさに褒める必要はない。「今日の服かわいいね!」とか「それめっちゃいいじゃん!さすが!」とか軽く褒めるぐらいで大丈夫だ。

人はなにかをされるとお返ししたいという意識が働くと言われているが、おそらくあんな感じの効果があるんだろう。しばらくも経たないうちに同じように褒めてくれるようになったのである。

ただ、褒めるなんて下心なしでするのが当たり前なので褒められたいから褒めるのではなくお互いが気持ちよくなるために褒める、程度に認識しておこう。間違っても相手が褒めてくれないからといって殴りかかってはいけない。

そんなこんなで褒められる機会が増えた僕だが、最近は歌ってみたや配信を始めて、よりたくさんの人に褒めてもらえるようになった。

僕は今、すごく幸せだ。

この幸せを少しずつ返していけるように頑張るし、僕もみんなを褒め続けるので、みんなも僕を褒め続けてくれるとこんなに嬉しいことはない。

今日はここまで。おやすみなさい。

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