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『Hey kino,ベートーヴェン おすすめ CD 教えて』①

Hey Kino
ベートーヴェン おすすめ CD 教えて

◆表題
P.N.sonoさんからそんなお便り頂きました。
ので、手なりにエントリ書きます。読み直してないから誤字脱字は各自脳内補完してください。

◆クラシックを聴こう!

> 「モーツァルトやベートーベンの音楽は古くならない」と述べました。>それは、これらが時代に縛り付けられていないからです
> 60年代のポピュラーミュージックは60年代に縛り付けられていて、そこ>から抜け出すことができません。だから、「古くなった」と感じるので>す。しかし、モーツァルトやベートーベンの音楽は時代を超越しています。
(by野口悠紀雄)

最後にまとめてリンク貼りますね。

◆明日から使える会話集

これから仲良くなれそうな人「どんな音楽きくのー?」
適当な嘘が苦手なわたし「あっ、あ、く、クラシックぅ……ですかね」
これから仲良くなれそうだった人「へー」(話題終了)

近年は無難に「宇多田ヒカル」と答えるようにしている(無難か?)
ほぼ全巻持っててほぼ唯一聴いてるポップスです、宇多田ヒカル。
あとはビートルズとかも一応聴いてたかなぁ。

◆クラシックばかり聴いてた中高生時代

人の声が嫌いだった。
というか人が嫌いだったし、人が座ったあとの椅子のぬくもりとか、
歌手の息遣いとかが嫌いだった。

近年(?)になって機械音声(ボカロ)が出てきて、無機質で清潔な声は好きになった。
でも最近のボカロは生声に近づけすぎててなーんとなく嫌。

そんなわけでインストルメンタル専門だった青春時代を送ったわけです。
とりわけクラシック。別に高尚な理由とかではない。

◆中高生時代、野口悠紀雄(クラシック推進派)の本をガイドブックにしてて、
読んでる本もほとんど古典だった(野口悠紀雄のガイドリスト全部読んだ)。
リストの中でジョン・ゴールズワージーの『林檎の樹』は特に良かった。
あれは10代に読んだからこそよかったんだなぁと思う。
ちなみにガイドリストが野口悠紀雄のどの著作だったかは忘れた。ので、野口悠紀雄のリンク下に貼っとく。
書籍は「10代のうちは古典に触れろ!」的な内容で、厨ニのわたしは古典・クラシックに傾倒してた。

◆図書館で無料で借りられるし。限度枚数借りてはリッピングして朝から晩まで聴いてた。
ので、CDはあまり持ってない。

音楽フォルダ階層もベートヴェンは「その他」扱いである。

◆そんなわけでクラシックに自信あったのだけど……
……本棚見てみたらベートーヴェンのCDほとんどもってないやん!!
大体ハマった順番で言えばフランツ・リスト→エリック・サティ→JSバッハ→バッハ→バッh→モーツァルト→バッハ→……
そして鍵盤曲、特にピアノソナタばっかり。そしてバロック時代が6割。

◆バッハの数学的美学に裏打ちされた鍵盤曲はココロをチューニングしてくれる。魔剤。
そしてバッハの時代にはピアノがなかったのでチェンバロ(ハープシーコード、クラブサン)で聴くのもよき。
オルガンもいいんだけどなんか教会をイメージしちゃうんだよなぁ。まぁ実際バッハはだいたい宗教(神学)音楽だし……
んで、チェンバロの何が良いかというと楽器の性質上音が平坦な(強弱がない)こと。
つまり音量が一定なので聴いてて疲れない。作業用にも最適解。
オケとか、ベートーヴェンがよくやる「チョロチョロチョロ…………ドン!!!」っていうびっくりするやつがない。
あれ苦手。一説には中世貴族が演奏会で居眠りするのをびっくりさせて起こすためだとか[要出典]。

◆人生で一番再生した曲は圧倒的大差でバッハの「ゴールドベルク変奏曲」です。自信を持って言える。
こればっかりはCD7枚位ある。グレン・グールド、特に1955年のほうがトップか。
トレヴァー・ピノックのチェンバロ版、シトコヴェツキーの弦楽合奏版もよく聴いた。
何が良いって32曲構成で演奏時間がちょうど60分なんだよなぁ(HUNTER×HUNTER並感)。
聴けば何曲目かわかるし何曲目かわかるから今再生開始後何分後かわかるし視覚を使わないタイマーにもなる。作業に良い。

まぁBMV988ゴルトベルク変奏曲はモチーフにした様々な文学作品もあるし(森絵都とか)今更語ることもないだろう。

◆話がそれた(もとから)。
クラシック愛好家の著作者がよく言うのは
・10代の感性で聴いておくべきクラシックは多い(野口悠紀雄)
・年をとるとベートーヴェンの交響曲などは「うるさい」と感じる(たしか藤原正彦が言ってた気がする)
・逆にモーツアルトを理解するには人生の荒波を経験してからでしかわからないところがある(誰だっけ)
・モォツァルトの悲しみは疾走する。涙は追いつけない。(小林秀雄)

で、ベートーヴェンって一般にはほとんど交響曲がメジャーなんですよねぇ。
わたし交響曲あまり聴かない。ピアノコンチェルトは聞くけど。
クララ・ハスキルのK.466狂おしいほどすき。

◆時間がないのでとってつけたようなベートーヴェン

どんな道を通るにせよ3大ソナタは聴くべきじゃないですかね。
まぁ聴いたこと無いって人はいないでしょうけど。
月光第1楽章は厨ニ曲(厨ニ大好き)なのでかなり聴いた。ベートーヴェンで一番好き。ピアノで唯一弾けるよう練習した曲でもある。
ちなみ幼少期はバイオリンやってたんですが猿のほうが上手いです。
三大ソナタ、手持ちのCDはグレン・グールドのだけどめちゃクセが強いので、
CD買うなら日本人ピアニストの優等生的な演奏が良いと思う。
というかダイソーに売ってる(売ってた)ベートヴェンベストアルバムとかも結構良かったですね。
最適解は図書館で聴いて借りるなり、このご時世ストリーミングなんですかね。

時間切れなので今回はここまで。
全然核心に触れてねぇ…………。

多分つづく。ではまた。

◆おまけ

顔がいい。
はじめてジャケ買いしたであろうCD。
「自分ってこういう顔がタイプなのか」と初めて知った。
「ハーフの天才ピアニスト」とか属性もストライクだった。
なんだかんだ演奏もよかったのでその後ファンになったのであった。

◆野口悠紀雄のエントリ。読め。


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