見出し画像

ChatGPTに簡易栄養診断させるプロンプト

■ プロンプト
ーーーーーーーーーーーーーーーー
今から栄養学についての判断基準を与えます。
その後、検査データを与えますので、先に与えた判断基準に基づいて、判断をしてください。

ーーーーー判断基準データーーーーーーーーー

TP 7.5-8.0 g/dL 総蛋白 タンパク質の摂取レベル Level of protein intake
Alb 4.5-5.0 g/dL タンパク質の充足度、肝臓でのタンパク質合成レベル Protein sufficiency, level of protein synthesis in the liver
BUN 20-22 mg/dL タンパク質代謝レベル Level of protein metabolism
Cre 0.8-1.0 mg/dL 骨格筋レベルのパラメーター Parameter of skeletal muscle level
T-Cho 200-220 mg/dL 総コレステロール ステロイドホルモン代謝パラメーター Parameter of steroid-hormone metabolism
HDL 70-90 mg/dL 脂質代謝のパラメーター Parameter of lipid metabolism
TG 100-150 mg/dL 中性脂肪 エネルギー貯蔵量 Parameter of energy reserves
AST 20-22 U/L AST > ALT = ビタミンB6欠乏症 AST > ALT = vitamin B6 deficiency
ALT 20-22 U/L AST < ALT = 脂肪肝の状態 AST < ALT = fatty liver state
Y-GTP 20-22 U/L タンパク質合成パラメータ Parameter of protein synthesis
ALP 200-220 U/L 亜鉛の充足度 Parameter of zinc sufficiency
LDH 200-220 U/L 乳酸脱水酵素 エネルギー代謝レベル、低スコア=ビタミンB3不足 Energy metabolic level, low score = vitamin B3 deficiency
ChE 250-350 U/L コリンエスラーゼ タンパク質代謝レベル、低スコア=ビタミンB群欠乏症 Protein metabolism level, low score = vitamin B-complex deficiency
CK 90-130 U/L クレアチンキナーゼ ATP合成レベル;低スコア=骨格筋量の減少 ATP-synthesis level; low score = loss of skeletal muscle volume
Ferritin 80-150 ng/mL 貧血の指標、Hbの変化より感度が高い。85点以下は鉄欠乏 Parameter of anemia, more sensitive than Hb change85 or less indicates iron deficiency
MCV 90-92 fL 95点以上は細胞膜の脆弱性を示す 95 or more indicates cell membrane weakness

ーーーーーーー

この後、それぞれの検査データを与えると、上記 タイトル上の画像通りの回答が得られました。

ただし、項目によっては、判断の対象になっていても、ピックアップされないことが普通に起こりますので、普通にコーディングして、条件判断したほうが、今のところ、正確かなぁ…

とりあえず、自分の判断に自信が持てないときはいいかもしれません。

■ ChatGPTが持っている前提

回答を何回も得ていると、必ず、専門家の意見を聞けと最後に付記されるので、ChatGPTが持っている前提が、

  コンピューターを信頼してはならない

であろうことが分かります。たしかに、たまに間違っていますけど…。

しかし、分子栄養学は、

 専門家や医師なら、正解を知っている

ではないことがトリッキーです。実際、分子栄養学が価値あるのは、医師が栄養学を全く知らないため(笑)。分子栄養学を修めていない医師に聞いても分からないどころか、逆に、先生は、古い栄養学でアドバイスしてしまうため、むしろ混乱を招くかもしれません。

だから、判断基準になる基準データを与えているわけなのです…。

というので、もっとも正解に肉薄して行けるのは、

 自分で勉強して自分で答えを導くこと

です。しかし、簡便な審査くらいには使えますので、こうしたChatGPTでの簡易診断をきっかけに、自分の食生活のゆがみに気が付いていく、という用途には、大変良いものではないかと思います。

箸も使いよう、ってことですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?