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4月2日 アンデルセンの誕生日

4月2日は“国際子どもの本の日”。デンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの誕生日です。

アンデルセン童話と聞いて、パッと思い浮かぶ作品はたくさんありますね。中には「あら!これもアンデルセンだったの!?」と驚く作品もあるかもしれません。

たとえばこちら。『にんぎょひめ』。

にんぎょひめ

ディズニー映画『リトル・マーメイド』の原作にもなっているこのお話。

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人間の王子様を好きになった人魚姫は、魔法使いにお願いして、「にんげんのあし」とひきかえに「こえ」を失います。なんとも悲しく美しいラストシーンが印象的です。

続いての作品は、麗らかな春の訪れを感じる今の時期にぴったりな『おやゆびひめ』。

おやゆびひめ

お花の中に、小さな小さな女の子が、ちょこんと座っていました。

おやゆびほどの小さな女の子なので、「おやゆびひめ」となづけられました。

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さあ、このお話のつづき、思い出せますか?

誰もが1度は読んだことがあるような物語でも、意外と忘れちゃってる…

つぎのお話はオチまで覚えてる!『はだかのおうさま』。

はだかのおうさま

1時間おきに洋服を取り換える、とってもおしゃれな王様!

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“かしこいものには見えて、バカなものには見えない『まほうのようふく』”。とてもユーモラスで滑稽なお話なのですが、ものすごく大切なことを教えてくれているような気がするのです。

つづいての物語は、『すずのへいたいさん』。

すずのへいたいさん

前出の3作品と比べるとマイナーかもしれませんが、人を愛することの悲しみ、苦しみ、よろこび…読むたびに ひしひしと心に沁みるお話です。

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最後はこちら、『マッチうりの少女』。

マッチうりの少女

「マッチはいかがですか?」 「マッチはいかがですか?」

女の子は呼びかけ続けましたが、誰ひとり立ち止まってくれません。

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遠い昔の作品ですが、今の時代にも抱える世知辛さも感じます。

大人になってから、じっくり味わうアンデルセンの名作。子どものころとはまた違った景色が見えてくるようです。


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