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転勤の多い家族(娘1人)が地元で家を購入するまでの話②
前回のエピソードになります。宜しければ先に読んで頂けると嬉しいです。
1軒目の内見で出鼻を挫かれた私たちは少し不安な気持ちを持ちながら2軒目の内見に向かいました。
2軒目の物件を案内してくれる不動産屋と現地近くのコンビニで合流する約束だったので駐車場に駐車して電話しようとすると私たちの車におしゃれなスーツを着こなしたスマートな男性が近づいてきました。
窓を軽くノックされたのでドアを開けると『うみかぜパパさんですか?』と声を掛けられる。
先程までの不安を完全にかき消すように私は思った・・・
『めちゃめちゃ仕事出来そうな人やないかーい』
妙な安心感を持ちながら内見予定の物件に向かいました。
案内された2軒目の物件は河川敷の近くにある新築一戸建てのオール電化住宅。
1軒目に内見した物件よりも間取りも良く初期設備も充実している。内容だけみれば最高の物件。
だが地元ということもあり、この土地が水害に遭いやすい事を(過去に水害被害があった)把握していた。ここで性格の悪い私は不動産屋にこの物件のメリットとデメリットを聞いてみた。
すると不動産屋は
『正直建物だけでいえば凄くおすすめです。ですが、見てもらって分かる通り河川が横を通っていて過去に水害が起こったことがあります。』
キターーー♪───O(≧∇≦)O────♪
この人は信用できそうな気がする。
私がデメリットが気になると話をしたところ同価格帯でおすすめ出来そうな物件があるので内見しますかと提案を受けたので内見をお願いすることにした。
次の物件に向かう車内で私が妻に話し掛ける
『なんだか信頼できそうな不動産屋だよね』
すると妻は『うーん、どうだろうね・・・』
同意が返ってくる思っていた私は少し違和感を感じたが、その場では特に気にかけることなく3軒目の物件に向かった。
後に私は妻の凄さを思い知ることになる。
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