![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45723025/rectangle_large_type_2_fa3d2738a99a5cbd3b5c3d1b2fcd56cb.jpg?width=1200)
酒好き中年オヤジがマッチョに変身!43歳から始めた筋トレで人生と身体を変えた裏話
人は強烈に悔しいことは、そう簡単には忘れません。
「オッさんは向こうで有酸素でもやっとけ!」
僕にとってこの言葉は過去に味わったことのないほどの屈辱でした。
心の中では、
「てめぇもう一回言ってみろ!!」
「おい!なめた口聞いてんじゃねーぞ!!」
と、思っていたが、その悔しさに立ち向かえる身体が僕にはなかった。
2016年3月
僕が人生で初めて筋トレと言う、ボディーメイクに挑戦した時です。
それまでは長年調理の世界を渡り歩き、仕事一筋で生きてきた僕です。
当然、不規則な生活もあり、マッチョな身体とは無縁な体型をしていました。
一言で言うと、
「狸の置き物」
これが一番わかりやすいかも(笑)
そして、僕の人生の代名詞とも言える「酒」が大好きでした。
仕事終わりは毎晩当たり前、休みの前はさらに量が増し、休みの日は朝からつまみを作りながら缶ビールで乾杯!
そんな生活を長年続けてきました。
でも、お酒飲んで暴れたりはしません(笑)
少しだけ語りが多くなりますが…w
そこから何故筋トレを始めたかと言うと、
43歳の時に会社で受けた健康診断が史上最悪の結果でした。
医者からも
「◯◯さんお酒どのくらい飲みますか?」と聞かれ、
「ほとほどです」
と、お応えしました。
すると、医者からは
「◯◯さん少しお酒を控えましょうね」
と、言われましたが、
きっと、心の中では
「おい!このままいったら肝硬変になって天国行きだぞ!わかってるのかお前!しかもそのだらしねぇ体型はなんだよ! 酒はっか飲んでないで運動でもしろ!」
と、思っていたのかもしれませんね笑
そこから僕は筋トレで身体を変える決意をしました。
しかし、いざ初めてみると、
筋トレってどうやるの?
ダンベル?バーベル?マシーン?
一体どう使うの?
何から何まで、見たことも聞いたこともない、初心者からのスタートでしたので、先ずは情報収集ために、YouTubeの筋トレチャンネルを片っ端から見つけて、繰り返し見続けました。
そんなことを半年くらい繰り返しやってはいましたが、思っていた成果を得ることも出来ずに自問自答をしていました。
ある時、夏の暑い時期、
いつものように、ジムに行き大汗をかきながらトレーニングをしていました。
そこへ、普段はあまり見慣れない、少しやんちゃ風な若者が二人やってきました。
真っ黒に日焼けした身体に筋肉が程よくつき、誰が見てもマッチョと呼べる体型をしていました。
彼らは二人で僕の隣に陣取り、ダンベルを使い、ダンベルプレスと言う胸の種目をやっていました。
横目で僕をチラチラ見ながら、重い重量を次々とこなし、大声をあげてトレーニングをしていました。
「7!! 8!! 9!! ヨッシャァア!あと2回!!」
となりで静かにトレーニングをしていた僕は、
「うるせぇなぁ」
と、思いながらも、彼らのパンパンにパンプアップした筋肉を羨ましく思っていました。
「俺も早くあんな風になりてぇなぁ」
「いや、こんなオヤジがなれるのかなぁ」
なんて、ちょっと弱気な僕もいましたが、彼らは僕の事なんて、まるっきり眼中になく、大声を上げ、ガンガン追い込みながらトレーニングをしていました。
終いには扱うダンベルを床一面に広げ、ガンガン投げ捨てるような行為をしてきました。
その内、周りのジム仲間も、
彼らの言動と行動に、ちょっと迷惑そうな雰囲気を感じているのがわかりました。
その雰囲気を感じとってか、ジムのスタッフからも
「ダンベルをもう少し静かに置いて、使わないダンベルは戻してくださいね」
と、優しく注意を受けましたが、
彼らは
「わかってるよ!うるせぇなぁ」
と、言わんばかりの態度で、ダンベルを投げ捨る行為を繰り返し、ダンベルを二人で優先にしていました。
流石に隣でトレーニングをしていた僕も、カチンときてしまい、
「君たちさっき言われたんだろ。ダンベルは静かに置いて、使わないのは戻せって」
と、注意をしました。
すると、半分ふて腐れた顔で
「はぁい。すみません」
と言い捨て、その場を去る準備をしていました。
僕も気持ちの中では、
「ふて腐れてんじゃねーよガキ!」
と、思いはしましたが、そこはグッと堪えました。
そんな怪しい雰囲気の中、気持ちもムカムカするので、場所を移動しようと思い、自分が使っているダンベルをラックに戻し、歩き出そうとした瞬間、
彼らの口からさらに追い討ちをかけるような、衝撃の言葉が出ました。
「あのオヤジうぜぇ。オッさんは向こうで有酸素でもやっとけよ」
と、小さな呟きのような小声でしたが、僕は聞き逃しませんでした!!
「なんだてめぇ!おめぇにそんなこと言われる筋合いねーよ!!」
「うぜえのはおめぇらだろ!!!」
と、声を大にして言いたかったんですけど、
言えなかったんですねぇ…
何故なら、そんな言い争いをして、仮に口で勝っても何の得もない。
しかも見てくれは、どう見ても痩せたい一心で運動を頑張っているおじさん。
そんな姿を彼らは見て、
「だいたいあんなオヤジが筋トレしたって変わるわけがねぇよな笑笑笑」
そんな陰口を叩かれて終わり。
もし、あそこで僕もマッチョな身体でいれば説得力もあったはず。
でも、僕にはそんな身体とは無縁で無様な身体付きをしていました。
そんな悔しい経験を味わい、僕は本格的に筋トレ学ぼうと気持ちを変えました。
「何がなんでも奴らに勝つ」
そんな気持ちをいつも思い出し、自分のケツを叩いてきました。
その中で、YouTubeやネット情報だけを鵜呑みにするのは辞め、きちんとお金を投資して、プロのトレーナーに、筋トレのイロハ、筋肉のこと、食事の事、ありとあらゆるトレーニングについての知識や実践を学びました。
つまり、理想の身体を手に入れるために、我流でやる事が一番の遠回りと言うことです。
このような経緯から43歳で始めた筋トレも2021年で6年を迎える事ができ、
その中で、狸の置き物のような中年体型からマッチョと呼べる身体になれました。
そして、2017年から3年連続で、大会に出場し決勝進出という経験を積む事も出来き、今はその経験を活かし、自らがトレーナーとして独立し、たくさんのお客様とご縁する事ができています。
今、振り返ってみると、あの時僕は人生で大きな屈辱を味わいました。
彼らに鼻で笑われた僕、その屈辱に胸を張って立ち向かう事が出来なかった自分、
でも、あの時の体験が大きな前進となり、自分自身の原動力として
「本気で身体を変える!」と言う大きな歩みとなりました。
「お前らがいたから俺は変われたぜ!!」
そう、声を大にして言ってあげたいです。
人はいくつになっても「やろう!」と決断した時が本当のスタートだと思います。
その決断をどれだけ深く、どれだけ強く思い、そして思い続けられるかが大きな分かれ道だと思います。
けっして単調な山ではありませんが、てっぺんまで上り詰めた頑張りは最高の景色が待っていると思います。
まだまた僕もてっぺんを目指し、日々筋トレと向き合い、自分の人生と向き合い、様々な場面での選択、そして決断の連続です。
限界にチャレンジ!
自分に勝つ!
己を知る!
それを精神から支えるのが筋トレだと思います。
もうすぐ50歳という大台にのりますが、
さらにカッコいいオヤジを目指して
今日もダンベルを上げています!!
「7!! 8!! 9!! ヨッシャァア!あと2回!!」
ありがとうございました!
あなたの筋トレライフを応援しています!
埼玉県上尾ニューシャトル 原市駅近く
プライベートパーソナルジムを運営しています!
マンツーマンで、
あなたのボディーメイクをサポートします
Up-Life-Gym 公式LINEは↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?