就職を勝ち取れ!『学歴ロンダ』が就職活動に役立つ5つの理由
皆さん、『学歴ロンダ』という言葉、ご存知でしょうか。
学歴ロンダとは学歴ロンダリングの略称で出身大学よりも上のランクの大学院に入学することを言います。
しかし、日本ではそんな学歴ロンダをしている人を見て、
・「意識高すぎ....」
・「就職する時には出身大学で見られることがほとんどだから意味ない」
・「大学院から入ったらしいよ」
などなど、そんな風に揶揄することが多いの現状です。
私が大学、大学院に在籍していた時も周りはそんな感じの反応をしていました。なぜか、ネガティブな意味で使われることが多いんですよね。
もちろん、高校を卒業して難関大学に入る難易度よりも大学を卒業して難関大学の大学院に入る方が簡単なので、そう言われるのも少しは分かる気がします。
しかし、これだけは言わしてください。
学歴ロンダ、絶対に意味あります!
私は現在、食品メーカーで働いているのですが、学歴ロンダの有効性をいまだに感じることが多いです。
また、就職活動をしていた時も、学歴ロンダって役に立ってるよね?と思うことが多々ありました。
なので、今回はその理由をまとめてみたいと思います。
▼学歴ロンダするメリット
メリットを挙げる前に一応ロンダリングの基準を。無名大学および中堅大学から有名大学の大学院に進学した程で話を進めます。
例えば、大学の偏差値が50から65、55から70みたいな。そんな感じです。あくまでも大学の偏差値で比較するのは、大学院にはボーダー偏差値がないからです。
前提をご理解いただいた上で、学歴ロンダのメリットを紹介していきます!
⒈ 採用担当の人事は学歴ロンダに対する知識が意外と浅い
意外かもしれませんが、実はそう。
就活生って人事部の採用担当の方や内定者を神様みたいな感じで見てますけど、みんな普通の人なんですよね(笑)。
だから、学歴に関しても知らないこともたくさんあります。
院卒でなかったら学歴ロンダのことなんてあまり知識がないですし、そもそもそんなことを調べてる時間なんてない(特に若手の文系出身人事は学歴ロンダの難易度を知らない)。
人事の採用担当って、その年に本選考を受けている学生の他にインターンシップも兼任していることが多いからね。つまり、採用活動をしている時期はとてつもなく忙しい。
ですので、学部と院が違う学生を見て
「頑張って上のランクの大学院に進んだのかな。」
くらいにしか思いません。
つまり、無名の大学から有名大学の大学院に進学できたのは、勉強をかなり頑張ったからと思う可能性が非常に高いんです。
(本来は、偏差値など関係ありませんから大学の偏差値が高いからと言って、その大学の大学院への入学難易度が高くなるというわけではないので、非常にコスパもよい。)
勉強して入った=真面目な印象を与えることができるので、就職活動においては大きなメリットとなるでしょう。
⒉ 教授推薦枠を使える
これはしっかりとしたリサーチが必要なのですが、教授の中にはある企業に対してかなり大きな権力を持っている方がいます。そしてその教授は繋がっている企業の推薦枠を持っていることがあります。
運良くその教授のもと研究をできた場合、ある程度の評価を教授から受けていれば、推薦枠をもらうことができ、高い確率で内定を獲得することができます。
また、企業と共同研究を行っており、その研究テーマを扱えたらかなり有利です。実際に会社の同期でも、大学院時代に共同研究を行っていたため、そのまま研究職に内定もらったという方もいます。
偏差値が高い大学の大学院には、著名な先生が多いので、企業とつながりの深い研究室を選べば、内定獲得への道のりはかなり短くなります。
⒊ 友人・後輩推薦枠を獲得できる
有名大学の大学院に進んだということは、もちろん偏差値が高い大学出身の学生(主に内部生)と知り合う機会が多くなります。
そして、偏差値が高い大学生は有名な企業に就職する可能性が高いため、先輩には有名企業社員がたくさんいるわけです。
企業の中には優秀な後輩を紹介してくれという推薦形式をとるところもあるので、知り合いを増やすことで推薦をもらえる可能性が上がります。
学歴ロンダしていなかったら、こんなチャンスの多い環境に長期間身をおくことは難しいでしょう。
就職活動って人との繋がりが大切なんです。私も、もっとコネクション広げておけばよかったと後悔することがありました...。
ロンダして学業も友好関係もアクティブに!そして、企業と繋がる!これが最強です。
⒋ 上昇志向が強い学生の考え方を学べる
一般的に、無名大学に入る学生よりも受験を勝ち抜いてきた有名大学生の方が向上心は高い傾向にあります。根が真面目で負けず嫌いが多い印象。
なので、そのような人たちと就職活動をすることで有益な情報もたくさん回ってきますし、自分も奮い立たされます。
そこで「自分に足りないものは何なのか」と考え直す機会を与えてくれたりもします。
優秀な人に囲まれると自分の欠点が見つかりやすいので、自己分析にも役立ちます。
⒌ 学歴フィルターを通過することができる
巷で噂の学歴フィルター。早慶以上じゃないとは入れないだとか、最低MARCHだとか...。よく聞きますよね。
ここで体感的にですが断言します。
残念ながら、学歴フィルターはありますっ!(※ただしすべての有名企業ではないです。)
ですので、学歴ロンダすることによってそのフィルターを通過できる可能性が高まります。
知人でも東京大学の大学院に入学したら、本来だったらあり得ないところの内定を獲得していたということがあったので、私は意味があると思っています。
説明会に関しても、有名大学の学生はまだ席が取れるのに、無名大学の学生は空席がないと表示されるなんてこともあるらしい....。
説明会に参加しなければ本選考を受けれないみたいな企業もありますから、実質そこでフィルターをかけてるということ(恐ろしい)。
そんなフィルターにかかりたくないと思いますので、ロンダして良い研究室に行くのはリスクを下げるという点で良い作戦だと思います。
▼学歴ロンダしても期待できない研究室の特徴
これは本当に注意です。大学名のことだけを考えて学歴ロンダした場合、悪い意味で人生に影響を与えてしまうことも...。大学院生活を終えた立場としてこれから、大学院を選ぶ方々に伝えなければならないと思っています。
そこで、こんな研究室はロンダしても就職活動の成果に繋がりにくいということを最後に紹介させていただきます。
⒈日本人が自分しかいない場合
教授や教員陣、自分を除いて研究室のメンバーが中国人、サウジアラビア人、インド人。以上!
みたいなところは意外とあります。
多国籍なのは、それはそれで楽しそうですが、就職活動を考慮した時には上記のようなメリットは少なくなってしまうかと思います。
修了(卒業)したら母国に帰るっていう人結構いらっしゃるので、一緒に就活もできないですし、多国籍なのはブラックな研究室にありがちなパターンです。(研究第一で就活させてもらえない→自然と博士課程に進むのような)
卒業生の企業就職数が少ないのは明らかにデメリットです。
⒉歴代メンバーで修士卒が少ない
博士号をとりたいのなら良いかも知れませんが、修士で卒業したいのならば本当に危険です。過去の人たちが修士で修了できなかった理由が何かしらあります。
成果を出すことができるかもわからない研究のために、自分の就活チャンスを潰すのはもったいなさすぎる(就職を第一に考える人にとって)。
研究することはいいことなんですけど、自分の意思でもないのに研究を強要されて、人生が詰むのはごめんですよね。
研究室内がどんな環境なのかは入念にリサーチすべし!
▼最後に
いかがだったでしょうか?
僕の知人たちで学歴ロンダをして意味あったという人がたくさんいたので、今回は学歴ロンダをするメリットを紹介させていただきました。
このような感じでこのnoteでは皆様の就職活動に役立つような情報を発信していきます。
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ということで、今回はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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