『管理業務主任者』試験を受けてみた
昨年、管理業務主任者試験を受けました。
受けてみて、この試験のコツが分かりましたので共有させていただきます。この記事が、受験を検討している方の参考になれば幸いです。
1.学習期間/時間
ネット情報によると、学習時間の目安は約300時間と言われているようです。
途中、「この試験は自分には難しすぎたかも」との思いが一瞬よぎったこともありましたが、300時間の目安は50代主婦にも当てはまりました。
8月中旬に試験の存在を知り勉強を開始、9月に申し込み、12月4日に受験しました。
全くの素人が 独学で 1日約3~4時間 × 約3ヶ月半で合格できました。
2.購入した本
私は、本を5冊購入しました。
最初は
①導入テキスト
②テキスト
③問題集
の3冊で受験に臨む予定でしたが、合格点に達しないのではと、更に
④チェックシート
⑤他社の予想模試
を追加購入しました。
ここでは、これから購入を検討される方向けに、同じ本の2023年度版がある場合は、2023年度版を紹介します。
①『みんなが欲しかった! マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩』
知識ゼロの私が独学で理解するために役立った本。
広く浅く試験範囲のイメージをつかむ目的の本です。業界についてある程度の知識がある方は不要だと思います。
主に使用したのは最初の3日間のみでしたが、この本がなければ、テキストを読んでも何の話をしているのかすら理解できず、挫折してしまったかもしれません。
②TAC『管理業務主任者 基本テキスト』
独学の場合、TACのテキストか、LECの『出る順 管理業務主任者 速習テキスト』のどちらかを選ぶ方が多いと思います。
少なくとも昨年のネット情報ではLECがお勧めのように書かれていました。
テキストには相性があると思います。実際に本屋に行き、2冊を手に取って決めました。やはり、自分に合ったテキストで勝負したいですね。
私は、基本テキスト→問題集→基本テキスト→問題集… のようにテキストと問題集(過去問)を交互に学習し、結果、テキストを3周しました。
また、Web登録すると最新の法改正情報等を網羅した「オリジナルレジュメ」が貰え、試験直前に一読しました。
ここからの内容も試験に出たので、大変役立ちました。
③TAC『管理業務主任者 項目別過去8年問題集』
テキストと同じ出版社の問題集を購入しました。
同じシリーズなので、テキストの内容が身についたか確認しやすいし、分からなかったところも振り返りやすかったです。
問題は、重要度合いに応じて、[特A]、[A]、[B]、[C]とランク付けされています。
基本テキスト読破(1回目)
↓
問題集2巡:特A→A→B→特A→A→B→C
↓
基本テキスト再読(2回目)
↓
問題集2巡:特A→A→特A→A→B→C
↓
基本テキスト再読(3回目)
のように、重要度に応じて比重を変えて学習しました。
[特A]と[A]は合計4回もやったので、受験直前は、見ると瞬時に答えが分かる状態でした。
購入者特典として、更に2年分のダウンロードサービスが付いていましたが、私は一応ダウンロードはしたものの、利用しませんでした。
合格を目的とするなら、8年分で十分だと感じました。
④TAC『管理業務主任者 出るとこ予想 合格るチェックシート』
↑ ※2022年度用です。
10月中旬(学習開始から約2ヶ月後)、問題集が3巡目に入った頃に購入しました。
学習が代わり映えせず、成果が出ているか分からなくなってきたので買った1冊です。
基本テキストの内容が凝縮されてまとまっています。まとめとしては良いですが、特に新情報は得られませんでした。
同社の②基本テキスト ③問題集を持っているなら、敢えて購入しなくても良かったかなと思った1冊でした。
⑤LEC『出る順管理業務主任者 当たる!直前予想模試』
模試3回分です。お勧めです!!!
結局、この3回分の模試をやったことで合格できたと思っています。
ポイントは他社の模試!
勉強してきたテキスト・問題集とは観点が違うので、学習の穴を埋めることができました。
ちなみに購入者特典として
・Web無料採点サービス
・無料解説動画
も付いていましたが、私は利用しませんでした。
3.学習のポイント
基本テキスト→問題集 を繰り返しました。
まずは過去問が解けるようになることだと思います。
また、テキストは分からなくても前へ前へと読み進めることがポイントだと思いました。読み進めるうちに理解できることもありました。
問題集(過去問)は8年分で十分で、プラス最新の法改正情報『オリジナルレジュメ』を勉強するのが大事だと思いました。
また、試験1ヶ月前~直前に、模試(予想問題)を解くのがお勧めです。
過去問(問題集)で勉強しているので、見たことがない問題がなく、初見の問題にどれだけ対応できるか分からなくなります。
模試(予想問題)は最新の情報が盛り込まれているので、現状の実力把握にも、学習の穴を見つけるのにも役立ちました。
視点を変えるためにも、自分の持っているテキストと違う会社の予想問題が良いと思いました。
ところで、会場(または自宅)で受験できる模試もありますが、私は予想問題として売られている模試形式の本で十分でした。
4.総費用
受験料を含め、全部で約2万円かかりました。
次回は、管理業務主任者試験を受けるために学習したことで得られた知識についてお伝えします。
読んでくださり、ありがとうございました。
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