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神経系の書籍紹介〜課題指向型アプローチ〜

こんにちは。
近畿OuTPuT会の金 起徹です!

今回は神経系の書籍紹介をしていきます。

私が紹介する本はこちら。

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この本を選んだ理由は

運動学習理論を学びたかった

これだけです笑



運動学習というと
・教師なし学習
・教師あり学習
・強化学習

などなど単語は聞いたことあるけど、臨床にはどう応用するねんって感じですよね!

それを理論と実践に分けて解説してくれてます!
理論編では文献を中心に科学的根拠を基に。
実践編は1症例をどのように課題設定してアプローチしたかを書いてくれてます。

脳卒中患者への課題試行型アプローチ高いエビデンスレベルがありますが、定義が中々難しいです。


実際に何をしたら課題試行型アプローチなのでしょうか?
そのような疑問にも本書は答えてくれます。

特に自分がこの本で好きな所は
課題難易度の設定
を明確に書いてくれているところです。


対象者さんに合わせて適切な難易度設定を行うことで、良好な効果を得ることは何となく分かりますよね。


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ただ適切な難易度はどれくらいでしょうか。
ここ実は曖昧なんですね。
特に下肢のバランス学習に関しては判明されていない所なんです。

この問題を解くのに一つの仮説を提唱してくれてます。

これが

challenge Point framework

という概念です。
この概念はまだあまり知られていませんよね。

本書でも多く書いている訳ではないですが、紹介されている珍しい書籍です。
               (詳しくはpubmedで検索して下さい笑)


運動学習において課題の難易度設定というのは非常に大事なので、ぜひ本書を取ってみて一緒に勉強していきましょう。



神経系の理学療法、難しいですよね笑
このnoteが一つでも助けになれば幸いです。




金 起徹



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