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3Dプリンタでプラーレールを作った話

「Tinkervad」という、3Dプリンタで印刷するモデルを作るためのツールを使って、プラレールのボディカバーを作りました。
その大まかな作り方を紹介いたします。


1,車両の大まかな形を作成

Tinkercadの「Box」を125mm×38mm×40mm程度で作り、市販のプラレールの台車にはめるため、くり抜く。
この時、側面などの厚さを1.5mm程度保つ。



2,車両の顔を作る

上の写真のように、車両の顔に角度をつけることで、変化が生まれる。


窓やライト、方向幕、幌を好みに合わせて設置。

顔の部品のつけ方によって、車両の印象が大きく変わるので、時間をかけて作成した。



3,車両の側面を作る。

上の写真のように、窓や扉を作成。

強度を高めるため、窓枠を太めにしている。
画面上では違和感があるが、印刷するとほとんど気にならない。

また、文字を入れることでオリジナル感が増す。



4,フックを作る

近頃のプラレールは、ボディーと台車をネジでとめる方式が拡大しているが、今回はフックで台車と接続した。

フックは、市販のプラレールのものを測って作る必要があるため、かなりの手間を要する。
また、大きさをミリ単位で調整しないと台車にうまくはまらない。

製作したフック 高さは4.78mm



5,スイッチを操作するための穴を開ける

車両を動かしたり止めたりするためにスイッチがついている。そのスイッチを操作するために、ボディカバーに穴を開ける。


6,制作時間

このボディカバーの制作時間は、合計30時間程。

サイズを細かく調整する必要があるため、フックの作成に最も時間をかけた。

また、ボディカバー1個を3Dプリンターで印刷するのに、3時間程度の時間を要する。
今回は、合計15回以上印刷をし直した。



7,注意点

最近のプラレールは、ボディカバーと台車を、ネジで止める方式に転換されているため、制作が難しくなっている。



以上。


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