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日本で研究中のAPD(聴覚情報処理障害)に関係する研究(2021年度~)

時々、日本でAPDの今後の見通しについて聞かれる事があります、それについてのお答えになるかはわかりませんが
日本でもいくつかのAPD(及び聞き取り困難)に関係する研究が進められています。
先日abemaでも取り上げられたAMEDの研究が取り上げられがちですが、今進んでいる研究はそれだけではありません。
ということで、2021年度以降で研究中のプロジェクトを研究.comさんで調べて並べてみます。
APDと繋がりが強そうなものも書いておきます。

・2022年度
・聴覚情報処理障害の症状を示す小児の学習支援のための検査法および補聴技術の開発
研究代表者:阪本浩一(大阪公立大学)
研究期間(年度): 2022-04-01 – 2025-03-31

・音響信号処理を用いた"聞き取り困難児童"の簡易評価・聴取支援システムの開発
研究代表者:渡辺裕子(東京電機大学)
研究期間(年度) :2021-04-01 – 2024-03-31


・2021年以前
「聞き取り困難を抱える児に対する学校生活改善のための支援システムの構築」
研究代表者:小渕千絵(国際医療福祉大学)
研究期間(年度):2020-04-01ー2023-03-31

「学びのつまずきの要因となるAPD(聴覚情報処理障害)への教育的支援
研究課題」

研究代表者:立入哉(愛媛大学)
研究期間:2021-04-01ー2025-03-31

「自閉症スペクトラムの聞こえの問題としての聴覚情報処理障害の検討ならびにその支援」
研究代表者:三好紀子(大阪大学)
研究期間:2021-04-01ー2024-03-31

「当事者ニーズに基づいた聴覚情報処理障害診断と支援の手引きの開発」
研究代表者:阪本浩一(大阪市立大学)
研究期間2021-04-01ー2024-03-31

「聴覚的注意・無視メカニズムの臨床病理に関する研究」
研究代表者:川瀬哲明(東北大学)
研究期間:2020-04-01ー2024-03-31

・「ヒトの言語音聞き取りに関連する脳内情報処理機構の解明」
研究代表者:田中慶太(東京電機大学)
研究期間: 2020-04-01 – 2023-03-31

・「バーチャルリアリティ技術を基盤とした聴覚情報処理機能改善アプリケーションの開発」
研究代表者:香山綾子(東京大学)
研究期間: 2020-04-01 – 2023-03-31

他にも見つけたものがあれば随時更新していきます。
様々な分野の先生方が取り組んで下さっているので、これらの研究結果が出る3.4年後にはAPDに関しての日本におけるデータもある程度出そろってくるかな・・・?

それまでは、先ず今出来る事をコツコツやるしかないですね。

ここにあるもの以外でも、「こんな面白そうな研究あるよー」という情報を頂けると掲載させて頂きます。
コメント欄かewiglichschnee@gmail.comまでお気軽にご連絡下さい。

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