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ペットが亡くなった後の対応で、その後の人生が変わります。

みなさんこんにちは!東京都調布市でペットホテルを運営している、株式会社キンクドテールと申します。今回は、Twitter経由でお問い合わせがありました、ペットが亡くなった後の対応方法について記載をしたいと思います。

精神面のケア

ペットの死を受け入れること
まず最初に必ず行っていただきたいことは、時間をかけてペットの死を受け入れることです。おそらく、ペットが亡くなった際は、悲しみのために途方に暮れる方、泣き崩れる方等、様々だと思います。
しかし、命はいつかは尽きるもので、誰に対しても死だけは平等に訪れるものです。少しずつ悲しみや辛さを克服して、ペットが自分と巡り合ったことや、大きな怪我や事故が起こらなかったこと等に感謝するようにしましょう。感謝する気持ちが出てくれば、あなたはきっと前に進めますし、ペットも必ず喜びますよ。

後悔の気持ちを共有すること
どうしても感謝の気持ちに切り替えられない場合、あなたの心の中にペットに対する後悔の気持ちがあるのではないでしょうか。例えば、もっと散歩に行ってあげればよかった、もっと好きなものを食べさせてあげればよかった、もっと構ってあげればよかった等、どうしても頭の中をよぎってしましますよね。私が一番最初にペットを看取ったのは中学生の頃でしたが、その時はもっと一緒に遊んであげれば良かったと本気で後悔をしました。しかし、家族や友人にこの話を打ち明けることで、不思議と少しずつ軽くなっていったのです。昔から、「家族・友達に人生を共有すれば、幸せは2倍、辛さは半分」とよく言われますが、これは本当のことです。ぜひ、周りの方に打ち明けてみてください。そして、ペットと出会えたことに感謝をしてください。

お葬式・火葬・土葬を行うこと
ペットのお葬式はあげた方が良いか聞かれることがよくあります。私は聞かれた際に、必ずあげるようにお伝えをしています。これはなぜかと言うと、お葬式をあげなかったことが、後の後悔に繋がる可能性があるからです。おそらく、宗教によって、死への考え方は様々だと思いますが、今は信じていない人でも、この長い人生の中で、みなさんがいつ・どこで・どのようにして宗教観が生まれるかわからりません。今後誰か大切な人の死に直面した時や、本当に辛いことがあって耐えきれなくなった時、あなたは宗教を信じる可能性があるということです。もしかしたら、ペットの死が信じるきっかけになるかもしれません。そして、宗教を信じた時、葬式をあげていないと、確実に後悔することは想像できると思います。
そのため、ペットの死が受け入れられましたら、お葬式・火葬・土葬の準備に移りましょう。現在はペット霊園の他にも、人間・ペットの両方を供養可能なお寺が増えています。これも「ペット=家族」という考えが浸透してきた結果でしょう。みなさん、将来の自分をご想像いただいて、ぜひご検討くださいませ。
※私は無宗教ですが、上記理由から必ず葬式をあげるようにしています。なぜならば、私の人生の先輩方が、みんな口を揃えて葬式は大切だと言うからです。そして、理由にも納得しているからです。

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お葬式の準備

ペットの遺体安置方法
ご遺体は急速に硬直を始めるため、まずはご遺体の状態を整えることから始めます。普段の寝姿に整え、まぶたを優しく撫でて閉じてあげましょう。胃の中のものが出てくることもありますので、フキンで取り去りましょう。
上記のように状態を整えましたら、保冷剤・ドライアイス・氷等で、ご遺体を保冷します。その後、体液が出てくる可能性があるため、ビニールシート等を下に敷きましょう。最後に、プラスチックの容器の中に安置することで、腐敗を遅らせることができます。以上のことを行ってから葬式等の準備に取り掛かりましょう。

お葬式の予約
考える点は、以下の4項目です。
・供養先:ペット霊園、通常のお寺
・供養の種類:土葬・火葬
・供養の方法:ペット単体・他のペットと共同
・納骨の方法:納骨堂・返却
上記を自分の想いの通りに決定してから、ネットで条件に合ったところを検索してください。自分の家から一番近くのお寺等、安易な方法で選ばないで、自分にとって、そしてペットにとって一番よい方法はどれなのかを考えてから選択をするようにしてください。

葬式の当日
人間の葬式と同様、思い出の品や好きな食べ物と一緒に供養をしてください。

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最後に

ここまでのことを実践しましたら、きっとあなたの心は次の一歩を踏み出す準備ができているはずです。ポイントとしては、ペットが亡くなった後も、ペットにとって一番良い方法だと自分が納得できるように供養をすることです。ペットが亡くなった後に、すぐに自治体に連絡をしてしまって、死を受け入れられないまま、ペットの遺体を持っていかれてしまうと言うケースを良く聞きます。しかし、別れの時間をしっかりと取って、死を受け入れてから次の行動に移らないと、後悔することが多く、最悪の場合はペットロス につながります。他記事でも記載をしましたが、私の母がそうで、ペットが亡くなって15年経った今も、ペットが大好きなのにペットを飼うつもりになれません。これでは亡くなったペットも悲しむと思うのです。みなさんは、私たちのことを反面教師としていただき、ペットが亡くなった際は、ご自身のことを考えた行動をお取りくださいませ。

最後になりますが、今回、Twitter経由でご連絡をいただき、誠にありがとうございました。もしペット絡みでお知りになりたいことがある方は、私で宜しければぜひご連絡くださいませ。私もペットの全てを知っているわけでは全くございませんが、実体験を基に、何かしらお伝えできることがあると思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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