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ジャンクのネットブックをデスクトップ化した話 その1

こんにちは!

前回の記事で触れましたが、新しく買ったジャンクのネットブック ASUS 1000 HEはサーバーとしての運用します。もちろん、設定だけしてそのままサーバーとして使っても全然問題ないのですが、せっかくなのでこのネットブックはデスクトップ用に「魔改造w」して使いたいと思っています。やり始めてみると思った以上に時間がかかってしまったので、今回は何回かの記事に分けて投稿していく予定です(ちなみに、タイトルは過去形ですが、これを書いている現時点まだ100%は完成していません。。。)。

「デスクトップ化」という言葉ですが、ここではモニターやキーボードとパソコン本体が一体になっているノートPCの形態から、パソコン本体を分離するという意味で使っています。なので、普通のデスクトップPCのような拡張性が得られるわけでは全く無い、ということはご承知おき下さい。単純に、モニタやキーボードを切り離すだけですね(前回の記事でリモートデスクトップの設定をしたのもそれが主目的です)。この手のガジェットに詳しい方には「ミニPC化」と言ったほうがわかりやすいかも知れません。

具体的な方針としては、一旦ネットブックを全分解した後、マザーボードを自作のケースに移し替えるという形になります。ここから細々としたことを色々なことをやっていきますが、シンプルに言えばやることは「ケースを移し替える」だけです。「デスクトップ化」と仰々しいことを言っていますが、正直言って電気的な難しさは全然ありません。自作PCでも同じようなことが言えますが、基盤そのものをいじるわけではないので、そんなに専門的な知識が必要なわけではありません。

むしろ大変なのは、ケースを自作する部分ですね。今僕の住んでいる部屋はほぼワンルームのアパートなので本格的な工具は使えませんし、スペース的にもなかなか苦しいですw これはもうほぼ完成していますが、思った以上に時間がかかってしまいました。

まあそれでも、Amazonやモノタロウ、100均などなど手軽にいろいろな材料が手に入るのはありがたい限りです。車も持っていないので、ホームセンターまで行くのも大変ですし、そもそもこのご時世、時間をかけて買い物をすることすらも難しいですからね。


そもそも、あえて「デスクトップ化」をやる必要があるのかと問わえると、そこまでする必然性は全くないというのが正直なところですw。「モニターを外して消費電力を節約する」とか、「ほこりがたまりやすく、熱が籠りやすい既存のケースを交換する」とか、実利上のメリットもなくはないですが、本当に「ゼロよりはわずかに大きい」と言うレベルです。本当に微々たるものですし、労力を考えると全く割にあいませんw

それでも今回やってみようと思ったのは、単純になにかハード的なものをつくってみたい気持ちになったからです。ここ最近、広い意味でのDIY的な考え方に興味が出てきていて、そんな流れのなかでなにか作りたいなという漫然とした気持ちがありました。Linuxを使っていると、ソフトウェア的なDIYの精神はだいぶわかってくるのですが、なかなかハードウェア的な部分までは出来ていなかったので、「ちょうどいい」と思ってチャレンジしようと思ったわけです。

一度分解しなくてはならないので、当然全く動かなくなるというリスクもあるわけですが、せいぜい3500円くらいなら最悪それが起きてしまっても諦めはつきますしね。メルカリとかヤフオクを見る限り、この機種はそのくらいの相場で取引されているもののようですし、万が一壊してしまっても、またジャンクで購入すればいいかなとw


ということで、今回の記事はネットブックの分解編です。写真を使いつつ、サクサク見ていきましょう!

ノートパソコンの分解のしかたは機種によって様々のようですが、今回の機種は上面から分解していくタイプみたいです。Vaioのときのように、もとに戻すことを前提とした分解ではないので、かなり気は楽でした。基盤を傷つけたり必要なケーブルを切ってしまったりは気をつけなければなりませんが、外側のケースは用済みなので多少壊れても問題ありません。

分解1

まずはキーボードから分解していきます。このキーボードももう使うつもりはないので、かなり雑に扱ってしまいましたw 特別タイプしやすいものではありませんし、ネットブックということで小さすぎて操作もしにくいので、何かに流用するのはちょっと難しいですね。

コンパクトな設計のため、内部はかなりごちゃごちゃして分解は一苦労でしたが、なんとか全面のカバーを取り外せました。分解したというよりは、マイナスドライバーを使ってこじ開けたって感じでしたがw


分解2

フロントケースを取り外すとこんな感じで、マザーボードとのご対面です。この部分は流用するので扱いは最大限の注意を払います(と言いつつ、だいぶ長いことこの状態で放置していたのですがw)。真ん中からちょっと左側にある横長の長方形の部品がCPU、真ん中にあるほぼ正方形で青いシートが貼ってある部分がGPUですね。CPUがしょぼいことは認識してはいましたが、想像以上に小さくてびっくりしましたw


分解3

マザーボードの右上の部分にある茶色いスイッチ(赤丸で囲んだところ)が電源スイッチのようです。ここを押すと電源が入るような仕組みになっているので、自作ケースを作るときにどうするかはちょっと考えなければなりませんね。


分解4

次はモニター部分を外していきます。モニターケーブルとかは基板側から外せましたが、無線LANのアンテナだけはマザーボード側から外せなかったので、線が二本(白と黒が一本づつ)だけ残っていたりします。無線アンテナ自体はなくてもなんとかなりますが、やはりあったほうが何かと便利ですし、液晶は再利用したいので、ここからはモニター部分の分解をすすめていきます。


分解5

モニターの構成としては、液晶パネルを前後のプラスチックカバーで固定している形ですが、このカバーがなかなか固くて分解するのには苦労しました。カバーはどうせもう使わないからと割り切って、先ほどと同様にマイナスドライバーでこじ開ける感じですw 一部破壊しつつも、無事に分解することができました。


分解6

モニターから液晶を抜き取ったのち、無線wifiのアンテナを回収します。アンテナは↑の写真のように、白いプラスチックに金属がはめ込まれているような形状でした。ケースとは両面テープで固定されていたようなので、強引にはがして再利用しますw


とまあ、こんな感じで今回はネットブックのデスクトップ化に向けた、ネットブックの分解について書いてみました。VAIOのときもそうでしたが、普通に生活をしているとノートパソコンの中身がどうなっているのかを気にかける機会は少ないので、分解していてなかなか楽しいです。最終的な目的はデスクトップ化なわけですが、単純に分解作業そのものも結構面白いというw

このネットブックのデスクトップ化は引き続きこのnoteに書いていく予定です。次回は自作ケースの設計についての予定です。興味のある方はお楽しみに!

それでは、また!

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