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5000円でジャンクPCを購入した話

タイトルの通り、今回はメルカリで購入したジャンクPCについて書こうと思います。ちょっと前まで、自宅の情報機器はIPadとスマホのみだったのですが、少し思うところが有り、家にPCを導入するに至りました。その過程で色々と書きたいことが出てきたので、その経緯や実際にやった内容について何度かに分けて書いていきます。

家にPCを導入しようと思った主な理由は2つ。具体的には①プログラミングの勉強がしたかったこと、②先日の記事にも書いた「自炊した電子書籍」の処理・管理をしたかったことの2つです。細かいことを言えば、久しぶりにLinuxに触ってみたくなったとか、使いやすいテキストエディタとして使いたかったとかも有りますが、メインの理由はこの2つです。

僕自身としては、プログラミングは大学時代に授業でやったり、卒論・修論の研究で使ったり、仕事の効率化に使ったりと割と長く利用しています。とは言っても、あくまで計算・処理ツールとして使う程度であり、もう少しアプリケーションよりの開発(JavaScriptとかC++のイメージ)についても勉強したいという気持ちは昔からありました。別にそれを仕事にするつもりはないのですが、単純に知的好奇心の問題ですw

そんな中で、最近の外出自粛を受けて、ドワンゴが「N予備校」というアプリを通して無料でWebのプログラミング講座を公開しているという情報を見かけました!  ということで、せっかくなのでこの機会に勉強してみようと思ったわけです。現在進行形でぼちぼちと進めていますが、本当に無料でこんなものを使っていいのだろうかと思うレベルなので、これを機に勉強したい人には是非おすすめです!

まあ、それは置いておくとして、今回は手に入れたPCの話です。

最新のPCを買っても良かったんですが、PCゲームとかをやるわけでもなく、使うのは上記のプログラミングの勉強とブラウザでのネットサーフィン、オフィスソフトで簡単な文書作るくらいのつもりなので、そんな大層な性能はいらないなぁと。そう考えると、高いお金を出して最新のものを買うのではなく、ジャンク品のPCを安く買ってLinux(オープンソースの無料OS)でも入れれば十分じゃないかと思い、メルカリで落札したというわけです。本音を言うと、YoutubeでジャンクPCの分解・修理系の動画を見ていて、ちょっと自分でもやってみたくなったという気持ちもあるんですけどねw

ということで、今回購入したのはこちら!

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ソニー製ノートPC Vaioの型番VPCS129FJ。2010年に出たパソコンらしいので、10年前のパソコンですね。メルカリで「BIOS起動確認済み」「HDDなし」「メモリ有り」「Window 7 プロダクトキー付き(Windows10アップグレード済み)」「ACアダプタ付き」の条件で5000円ほどで購入。汚れや傷は目立ちますが、自宅で使う分には対して気にならないので特に問題ありません(サイズ的にも重さ的にも気軽に持ち運びできるようなものではないですw)。

ちなみに、上の文章で出てくるBIOSというのは↓の画面のこと。

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たいていのPCは、スイッチを入れてメーカーロゴが表示されているときに「F2」キーを押せばこの画面に入れます(知らずに立ち上がると驚くやつですw)。メモリやハードディスクの情報が確認できたり、PCの基本的な設定ができる画面で、動作確認のときはまずココを確認するって感じですね。このときはまだストレージを入れていなかったので、「Hard Disk Drive」の部分は「None」と表示されています。

Youtubeの動画を見たり、調べてみた感じだと、だいたいこの画面まで辿り着ければ正常に使えそうだという目安になるみたいです。そういうこともあり、メルカリなりヤフオクなりでジャンク品を購入するときは、このBIOS画面が起動するかどうかを一つの目安にするといいと思います(写真をとって画像に追加してもらうのがベストですね)。

CPUとメモリはこんな感じ。

CPU: Core i3 350M 2.26GHz/2コア
メモリ: DDR3 PC3-8500 4GB (最大 8GB)

一応Core i3ではあるものの、流石に10年前の第一世代(しかもモバイル向け)のものなので性能は本当に最低限って感じです。とはいえ、現状このPCでYouTubeを見たり、オフィスで文書を作るくらいなら特にストレスなくできているので、自宅用PCとしては十分なレベルではあると思います。高画質の動画編集とかPCゲームとなると厳しいかもしれないですね。

また、ストレージだけはついていなかったので、そこだけは別途購入要でした。もちろん、HDDではなく現在主流のSSDを購入。サイズは120GBで価格は2500円くらい。

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120GBとかなり小さめですが、手元に過去に使っていた500 GBの外付けHDDがあったので、大きいデータ関係はそっちに保存すればいいかなと。次回の記事でも紹介しますが、SSDはHDDに比べて起動が圧倒的に早くなり、古いPCを復活させるには手軽なやり方なのでおすすめです(もちろん、内容理解した上で自己責任で!)。

PCの機種にもよりますが、ノートPCであればHDDの交換だけは簡単にできる機種が多いと思います。今回の機種だと↓のような感じ(念の為、電池を外すのを忘れずに)。

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で、SSDを取り付けたところでOSのインストールなどを行ったわけですが、そのあたりの話はまた次回。無事にOSをインストールして動作確認ができたところで、分解して内部を掃除しました。やはり、だいぶホコリが溜まっていたので、一度ばらして正解だったかなとは思います。中身はこんな感じ↓。

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この写真だとちょっとわかりづらいかもしれませんが、ファン周りとかヒンジの部分のホコリが結構ひどい。特にヒンジの部分に電源ポートがある配置上、最悪出火の可能性を考慮すると、このへんはきちんとメンテしておかないと怖いですね… 綿棒やエアーダスターなんかを使って溜まったホコリを落としていきます。

ちなみに、この世代のモバイル向けCPUは交換可能な仕様になっているので、別途入手した同一世代のCore i5への換装を試みました……が、マザーボードとの相性の問題か、残念ながら上手く起動せず。実はこのとき何度か再起動してトライしているうちに、BIOSが起動しなくなるという事態が発生し、だいぶ焦ってしまいましたw まあ、最終的にはCmos電池(マザーボードの設定保存用のボタン電池)を一度外すというテクニックでことなきを得たんですけどね(そういう系のYoutubeを見ている限り、PCが起動しなくなったときの常套手段のようです)。

このとき、メモリも4GBから8GBに増設しようと思ったのですが、こちらもなぜか上手く行かず……OSが立ち上がってくれませんでした。仕様上8GBまでは積めるはずですし、BIOSでは8GBきちんと認識されていたので相性の問題でしょうか。もちろん、OSが32 bitだったというオチではありません。

とまあ、そんな感じで無事にPCが使える環境が整いました。なんというか、こういう精密機器を分解する楽しさがだいぶ理解できた気がしますw 次回はOSのインストール(Linux)について書いていく予定です。

>追記。書きました! 興味のある方は合わせてご覧ください。

最後に、お約束ですが念の為。ジャンクPCにしても分解作業にしても、それを行った時点で完全にメーカーの保証対象外になります。文字通り、「自己責任」の範疇になるので、そのあたりはご了解下さい。ネット上にも色々と情報が転がっているので、今回書いたようなことを真似していただいても全然構いませんが、最悪の場合は動作しない・使用使用中に突然壊れる等のトラブルも普通にあり得るので、そのあたりはしっかり理解したうえで行っていただければと思います。

それでは、また。

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