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【読書会】第38回乱読の読書会(2021年7月)レポート

こんにちは!

7/10(土)の夜に、定例で行なっているオンライン読書会(乱読の読書会)を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。


概要

この読書会は知識や知恵を得るための本をよく読んでいる方が集う、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。 具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「多様な本が行き交う場」!

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

今回の参加者は初参加のオブザーバーの方を含めて4人。事前に参加者の方から6月に読んだ本のリストを頂き、主催である私がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。

【第38回】乱読の読書会リスト.xlsx


ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。


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フェアユースは経済を救う デジタル覇権戦争に負けない著作権法  / 城所 岩生 (‎ インプレスR&D)

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。内容としては、ある一定の条件のもとでは著作者の同意無しで著作物を利用できるという「フェアユース」という考え方についての本。二次創作やコスプレ、実況動画など著作権的にグレーな部分に興味がある方にもおすすめです。

欧米諸国ではある程度規則として定着してきている「フェアユース」という考え方ですが、日本においては未だに制度整備がされておらず、それがイノベーションの阻害になっているのではないかというのが主な主張です。著作権について勉強する意味でも、おすすめの一冊です!


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デジタル・ミニマリスト / カル・ニューポート (‎早川書房)

この本は以前「津波の霊たち 3・11 死と生の物語」を紹介頂いた方のベスト本です。実はこの「デジタル・ミニマリスト」という本は以前別の方にもベスト本として紹介されており、その人気の高さが伺えます。内容としては、デジタル依存の闇とその対策について書かれているというもの。

紹介者の方はご自身でアプリを入れてスマホの利用状況を確認した所、想像以上に時間を使っていることに驚いたとおっしゃっていました。とても身近にあるものだからこそ、その依存性は恐ろしいものですね。スマホとの付き合い方を考えさせられる一冊です。


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モモちゃんとアカネちゃんの本 / 松谷みよ子(講談社)

この本は以前、「正しいパンツのたたみ方」を紹介していただいた方のベスト本です。この読書会としては児童書の紹介は初ですね!私自身としてはなかなか自分で触れることのない分野の本だけに、こういう機会にお話をきけるのはとてもありがたいです!

私自身は読んだことはないのですが、非常に有名なシリーズらしく、参加者の中にも昔読んだことのあるという方もいらっしゃいました。児童書ということで、こども健やかな成長などの可愛らしさもありながら、離婚や人の死などのテーマも出てくるとのこと。そのようなテーマを児童書に落とし込んでいるからこそ、長く愛される作品なのかもしれません。


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成り上がり 金融王・安田善次郎 / 江上剛 (PHP研究所)

この本は以前「奇跡の醤」を紹介していただいた方のベスト本です。内容としては、幕末から明治、大正にかけて活躍した実業者で、今のみずほグループの土台を作った安田善次郎の生涯を小説として描いたというものらしいです。なかなか印象深く、読み応えのある一冊だったとおっしゃっていました。

私も安田善次郎さんのことはほとんど知らなかったのですが、本人の実力よりも生まれが重視されていた時代において、富山の下級武士から商人として成り上がった方だそうです。世のため人のために働くことが仕事の醍醐味であるという文章が印象的だったとのことでした!


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとして、リストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。この読書会では、話していない人もミュートの必要がなく、どんどんコメントしていい形式にしているので、ひとつの質問から話題が広がることがあってなかなか楽しいですね。


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まず私が質問いただいたのは、「2025年、人は「買い物」をしなくなる」という本について。こちらはAmazon Goなどの支払いのないシステムやAIによる購買予測、IoTなどによる買い物時期の検出などの技術が発達することで近い将来、人は買い物をしなくなるのではないかというもの。2017年の本ということもあり、今読むとちょっとありきたりな感じは否めないのが残念なところです。


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あと話題になったのが「あなたはあなたが使っている言葉でできている」について。内容としては、自分対してネガティブな言葉を使うのではなく、ポジティブな言葉をつかうことで前向きになれるというもののようです。翻訳者の意向もあってか、ややきつめな表現が多く、この本を読んだ方自身はちょっと微妙だったとのことでした。そういった生の声を聞けるというのも読書会のいいところですね。

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最後に私が質問させていただいたのは「福岡市が地方最強の都市になった理由」という本について。九州の都市と言うともともとは熊本などのほうが規模が大きかったようなのですが、九州全体をまとめるという意味合いで発展してきたのが福岡市ということのようです。若者も多く、起業率も高いというなかなかおもしろい都市のようで、私個人としても気になっている都市の一つです。Kindle Unlimitedにて読める本のようなので、そのうち読んでみたいと思います!

そんなこんなで、あっという間の90分でした!


まとめ

今回は昨日行ったオンライン読書会のレポートを書きました。今回もいつもどおり幅広に話が展開されて非常に楽しい時間となりました。今後の読書会の予定としては7/24(土)と8/14(土)の20:00~21:30となります。

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それでは、また!

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