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【読書会】第48回乱読の読書会(2021年12月)レポート

こんにちは!

12/11(土)の夜に、定例で行なっているオンライン読書会(乱読の読書会)を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。

概要

この読書会は知識や知恵を得るための本をよく読んでいる方が集う、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。 具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「多様な本が行き交う場」!

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

今回の参加者はオ2人。事前に参加者の方から11月に読んだ本のリストを頂き、主催である私がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。

【第48回】乱読の読書会リスト.xlsx


ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。


限界費用ゼロ社会 / ジェレミーリフキン (‎NHK出版

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。限界費用(財やサービスを一つ新たに作り出すために必要なコスト)がほぼセロになったときの世の中の在り方について論じています。再読本ですが、改めて考えさせられる部分が多かったので、今回紹介させていただきました。

2014年の本なので現在の視点から見るとテクノロジーに対してあまりにも前向きに見える部分もありますが、それでも将来に対して明るいビジョンを提示していくことの大事さを改めて感じました。なかなか読み応えのある本なので、じっくり読むのがおすすめの一冊です。


腐敗と格差の中国史 / 岡本隆司(NHK出版

この本は以前「紙の心」を紹介頂いた方のベスト本です。11月は良い本が多かったのでベスト本を選ぶのが悩ましかったということですが、その中でこの本を紹介してもらいました。新書ではありますが、学術書としても通用するような内容だと感じたようです。

内容としては、秦の始皇帝の時代から始まる中国史のなかで、官僚制度がどのような形で変遷していったのか?どのような背景で腐敗が進んでいったのかを論じているというもの。中国は官僚制のイメージが強いものの、具体的な内容にふれることは少ないので、こういう本で学ぶのも良いかも知れません。


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとして、リストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。この読書会では、話していない人もミュートの必要がなく、どんどんコメントしていい形式にしているので、ひとつの質問から話題が広がることがあってなかなか楽しいですね。


まず、私が質問させていただいたのは「これでも言語学 - 中国の中の日本語 -」という本について。開拓社というあまり聞かない出版社の本ですが、この本もなかなかおもしろかったとおっしゃっていました。内容としては、中国の少数民族の言葉と日本語の共通点について考察していくというもの。個人的に言語については興味があるので、なかなか気になる一冊です。


逆に私が質問いただいたのは「不可能を可能にする視力再生の科学」について。質問の内容としては、完全に視力がない人が再生するのを扱っているのか、それとも視力の改善の意味なのかというところでしたが、内容としては後者ですね。主にレーシックや眼内コンタクトレンズについてですね。著者の方がレーシックを推奨している眼科の方なのでどうしてもポジショントークは感じてしまうものの、人間の視力について初めて知る話も多くてなかなか興味深い内容でした。

そのほか、ヤングアダルト小説についての話題でも盛り上がりました。私自身なかなか触れることがないだけに、こういう機会で話がきけるのもいいですね。話を聞いていると、現在の差別やアイデンティティの問題、社会復帰についてなど社会問題について扱っているものが多い印象で、やはり著者としても中高生などに考えるきっかけを与えるようなことも考えているのかなという気もしました。

そんなこんなであっという間の90分でした!


まとめ

今回は昨日行ったオンライン読書会のレポートを書きました。今回もいつもどおり幅広に話が展開されて非常に楽しい時間でした。今後の読書会の予定としては12/25(土)と1/(土)の20:00~21:30となります。

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それでは、また!

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