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【読書会】第28回レバレッジリーディング読書会(2021年2月)レポート

こんにちは!

2/13(土)の夜に、定例で行なっているオンライン読書会(レバレッジリーディング読書会)を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!

参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。


概要

この読書会は知識や知恵を得るための本をよく読んでいる方が集う、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。 具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「圧倒的な量のインプットとアウトプットができる読書会」!

読書会用のホームページも準備しているので、詳細が気になる方はそちらもご確認ください。

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

今回の参加者は、主催の私を含めて3人。事前に参加者の方から1月に読んだ本のリストを頂き、主催である私がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。

【第28回】レバレッジリーディング読書会リスト.xlsx


ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。


戦後経済史

戦後経済史は嘘ばかり / 高橋洋一 (PHP研究所)

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。1月はそこまで印象深い本はなかったのですが、その中でも気づきが多かった本ということで紹介させていただきました。内容としては、戦後の経済史の通説を否定していく形で持論を展開していくというものです。

個人的に印象的だったのは「固定相場性は為替レートが一定になるように常に為替介入する制度」だということ。言われてみれば「確かに」な内容ですが、固定相場性について今まで自分が全然考えたことがなかったことに気づいたという意味で勉強になりました。


ターコイズ

完全版ターコイズ・ブック / 小寺康友 (ワールドフォトプレス)

こちらは以前「草原の国キルギスで勇者になった男」を紹介いただいた方のベスト本。「トルコ石」としても知られるターコイズという鉱石について紹介した本らしいです。写真も多く掲載されているようで、知識を増やすという意味だけでなく、単純に眺めているだけでも楽しめそうです。

私も全然知らなかったのですが、近年はインディアンジュエリーとしてアメリカ産のターコイズの人気があがっているらしく、その専門家の方によるターコイズについての一冊だそうです。紹介者の方は簡単な入門書のレベルを超えているとおっしゃっており、自分の知らない世界だけに、なかなか気になる一冊です。


ブルジョワ

三つのブルジョワ物語 / ホセ・ドノーツ(集英社)

この本は以前「開拓者たち」を紹介していただいた方のベスト本です。紹介者の方は最近ラテンアメリカ文学にはまっているらしく、この作品もその一環で読んだ本だそうです。筆者はマジック・リアリズム的な作風で有名なチリの作家とのこと。私もラテンアメリカ文学はノーマークだったので、話を聞いているだけで面白かったです!

顔を自在に変えたり手足を取り外したりできる女性が登場したり、ホームレスと若者が人格交換をしたりと、まさにマジック・リアリズムな技法が特徴的な物語だそうです。ラテンアメリカの男性社会(マチズモ的思想)の抑圧や、その中でしたたかに生きる女性たちの姿が描かれているようで、そういう時代・社会背景を考えつつ読んでいくのも面白いですね。


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとして、リストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。この読書会では、話していない人もどんどんコメントしていい形式にしているので、ひとつの質問から話題が広がることがあってなかなか楽しいです。

今回は一般的な話として、国会図書館のサービスについての話になりました。私は10年前くらいに調べ物に行ったことくらいしかなかったのですが、最近はだいぶデジタル化も進んでいるようですね。もともとここ数年でデジタル化が進んでいるようですが、コロナの関係でなかなかアナログなものを扱うのが難しくなっているからこそ、今後も更に加速していきそうな気がしますね。

科学夜話

そして、私が質問させていただいたのは「銀河の片隅で科学夜話」について。リストを作成しているときに特徴的なタイトルだったので、お伺いさせていただきました。内容としては科学エッセイということで、科学を切り口にちょっとした小話を綴るという形のようです。科学についてゴリゴリと解説していくというよりは、アートや哲学など、幅広いテーマを扱っているらしく、こちらもなかなか気になる本です。


まとめ

今回は昨日行ったオンライン読書会のレポートを書きました。今回はあまり今までに聞いたことのなかった話が多く、いろいろと新たなものを知るきっかけになりました!

今後の読書会の予定としては2/27 (土)と3/13(土)の20:00~21:30となります。どちらの会もまだ残席には余裕があるので、ご興味のある方はぜひご検討ください!

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それでは、また!

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