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【読書会】第44回乱読の読書会(2021年10月)レポート

こんにちは!

10/9(土)の夜に、定例で行なっているオンライン読書会(乱読の読書会)を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。


概要

この読書会は知識や知恵を得るための本をよく読んでいる方が集う、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。 具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「多様な本が行き交う場」!

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

今回の参加者は2人。事前に参加者の方から9月に読んだ本のリストを頂き、主催である私がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。

【第44回】乱読の読書会リスト.xlsx


ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。


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知ってるつもり 無知の科学 / スティーブン・スローマン & フィリップ・ファーンバック (‎早川書房)

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。内容としては人間がいかに物事を理解していないか」ということや「理解していないことすら理解していない」こと、そしてそれにもかからず「なぜ社会はそれなりにうまく回っているのか」ということです。

読んでいると、いかに自分が物事を理解していないということを思い知らされるのが面白いと感じました。また、物事を理解していないにもかからずうまく世の中が回っている仕組みとしての「知識のコミュニティ」という概念も新鮮で興味深かったです。


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AI vs. 教科書が読めない子どもたち / 新井 紀子 (‎東洋経済新報社)

この本は以前「福岡市立福商高校前辰巳屋おやじの話。」を紹介頂いた方のベスト本です。一時期有名になっていたこともあり、読んだことがある方も多いかも知れません。また、この本は以前にもこの読書会でベスト本として紹介されたこともあります。

内容としては子どもたちの読解力・論理的思考力についての懸念について。AIの限界を指摘しつつも、AIの苦手な読解力についても厳しい現状であり、それについての考察を解説しているというもの。なかなか考えさせられる一冊です。


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとして、リストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。この読書会では、話していない人もミュートの必要がなく、どんどんコメントしていい形式にしているので、ひとつの質問から話題が広がることがあってなかなか楽しいですね。


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まず、私から質問させていただいたのが「不勉強が身にしみる」という本について。ちょくちょくKindleのリコメンドで出てくるタイトルだったので、どんな本なのかを聞いてみた感じです。伺った限りだと、学生時代に本ばかり読んで勉強をあまりしてこなかった筆者が教育などについて語っている本だとのこと。私自身は若い時はあまり読書をしていなかったので、自分と違った境遇の人の話という意味で楽しめそうな気がします。


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逆に私が質問いただいたのは「うわさとは何か」という「噂」についての一冊。東日本大震災や過去の大きな事件・事故における「噂」の実態やその構造について、そして、ここ数十年で発達してきたインターネットが「噂」に与えた影響など、体系的にというよりは色々な観点から「噂」を解説していいっている本です。買い占めや差別など、コロナ騒動においても「噂」は一定の役割を果たした(果たしてしまった)こともあり、なかなかタイムリーな一冊だったのかも知れません。

今回は私も含めて参加者2人という少人数での開催でしたが、それでもあっという間の90分でした!


まとめ

今回は昨日行ったオンライン読書会のレポートを書きました。今回もいつもどおり幅広に話が展開されて非常に楽しい時間となりました。今後の読書会の予定としては10/23(土)と11/13(土)の20:00~21:30となります。

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それでは、また!

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