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Web写真集Vol.1 伸びた梅雨と錆の町 -スナップ2020_7

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梅雨の終わる気配のないまま7月は始まった。

写真をもっと経験するため、日々スナップを撮り始めることにした。
撮るからにはどこかに出したいと思い、毎月分のこうしてスナップをここにまとめたいと思う。
この記事には、2020年7月に撮影したスナップから構成されている。

Web写真集。写真作品の発表に、こんな形があっても良いのではないだろうか。今という時代。写真集の出版への敷居はあまりにも高い。
SNSや写真共有サイトは素晴らしいが、“写真集”のような形での公開とはまた違うものだ。

誰でも写真集のような形で公開する場所はないだろうかと考え、たどり着いたのがここだった。
Web写真集。しばらく続けてみたいと思う。

軽く、雨風にも強いOM-D E-M1 Mark IIを手に、町を歩いてみる。

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この町には、長い月日が経った建物が多い。
そんな建物を見ていると、まだ新しかった頃、人が多かった頃はどのようなものだったのだろうと考える。

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そして、古い建物にも今の営みが続いている。
その営みは人だけのものではないかもしれない。

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この町には、花も多い。
人が育てた花、自然に咲いた花。
草も木も、そこにはやはり営みがある。

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錆び。水分や酸素が人工物と結びついて表れる芸術。雨と風と人が生み出した表現に美しさを感じることがある。

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古い建物。
古いとはどのくらいを指すのだろう。
飛鳥時代から残る建物もある。室町から続く老舗もある。そう思うと1970年はだいぶ最近のように感じるが、50年前といえばずいぶん古い建物だ。

1970年。その頃からこの建物はあったのだろうか。そこにはどんな生活があったのだろうか。そして今、どのように使われているのだろうか。

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光。それが生み出す情景にもまた気持ちが動く。

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人がそこにいる。
それは古くなっているかもしれない。朽ちていくものもあるかもしれない。

だが、人がそこにれば、町は生き続けている。

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