kini.photo

写真作品を公開しています。

kini.photo

写真作品を公開しています。

マガジン

最近の記事

Web写真集Vol.4 季節は巡る -スナップ2020_9

夏がいつまでも続くような暑さの中、それでも季節は巡っていく。 2020年9月。日が落ちるのが早くなり、夕方のスナップが夜の写真となり、街の情景が出にくくなってきた。 そこで今回のWeb写真集は、スナップよりも9月の休日に出かけて撮った写真を主にしながら、街と風景を掲載をすることにした。 夜の街、というと別のものを思い浮かべそうになるが、普通の街の夜も好きだ。写真を並べると一見似たような景色になってしまうのが難しい。 まだ夏の名残が残る時期。草木には緑が残る。だが稲は実を

    • Web写真集Vol.3 暮れる日、暮らす日 -スナップ2020_8

      ようやく梅雨が明け、夏が始まった。 今年は人出が少なく、そしてとても暑くなった。 2020年8月のスナップは、そんな夏の夕暮れ。 暮れる。 暗、眩。日が暮れて暗くなる、途方に暮れる、目が眩む。 そんな言葉が輝くとき。夕暮れ。 放棄されたと思った建物に光が灯る。 人はそこに見えなくとも、人が暮らすことの証左。 そして人のいなくなったところにも、暮らすものがいる。 蔦。 植物は永く変わらないものとして描かれることもある。 だが、光を求めて蠢く蔦はとても力強く見える。 線

      • Web写真集Vol.2 祈りの記憶

        2020年、夏。 いつか見た空。 いつか見た緑。 違う空を、違う景色を見てきたものが思い描く、夏。 記憶の中にある夏。初めて見るのに懐かしくなる景色。 緑の中にある造られたもの。光が映し出す世界。 そこに誰も居なくても、小さな祈りは時空を越える。 ただ旧いだけのもの。旧く見せようとしているもの。 だが、そこにあるだけで幽玄に思えるもの。 重なる祈りは、やがて記憶となる。 初めて見る景色が、なぜか懐かしい。 鮮やかな色、空、光。 かつて見上げたものに思うことは、いつ

        • Web写真集Vol.1 伸びた梅雨と錆の町 -スナップ2020_7

          梅雨の終わる気配のないまま7月は始まった。 写真をもっと経験するため、日々スナップを撮り始めることにした。 撮るからにはどこかに出したいと思い、毎月分のこうしてスナップをここにまとめたいと思う。 この記事には、2020年7月に撮影したスナップから構成されている。 Web写真集。写真作品の発表に、こんな形があっても良いのではないだろうか。今という時代。写真集の出版への敷居はあまりにも高い。 SNSや写真共有サイトは素晴らしいが、“写真集”のような形での公開とはまた違うも

        Web写真集Vol.4 季節は巡る -スナップ2020_9

        マガジン

        • 写真作品
          0本
        • スナップ
          0本