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昭和のgifted - 27 ギフテッドが魔女狩りにあうとき

前回のお話しはこちら

noteをフラフラしていたら「ギフテッドをプロデュースします!」ってもうみるからに怪しい記事を見つけてざーーっと目を通してみた。

冒頭確かにそれっぽいこと言ってるように見えるんだけど、これって「かもしれない…で悩んでる人」や「そうでありたい人」は釣れてもちゃんとギフテッドな人たちは「やべぇ…怖い…」ってなるんじゃないかなって思っていて、

判断力が鈍っているときはうっかりしちゃうかもしれない。
でも自分できちんと考えてやばいと思うのであれば君たちのその判断は正しい。

私がギフテッドかもね、と言われたときってすでに5、6年前のことで当時あったうっすい情報を見て

「あ、なかなか理解され辛くて当然なんだ私。うひゃ〜じゃあ諦めるしかないか!でもでも、もしかしたら万が一私と同じ境遇で理解しあえる人がいるかもしれないからそれまでどれだけ傷ついても負けないぞー!」

と、いう気持ちになった。

頑張りきれなくてそこからも何回も転んで起き上がってを繰り返してきて最近ようやく天岩戸に光が刺そうとしている。

それでもこれまで「私ギフテッドなんだよね〜」って言うことなんかなかなかなくて、信頼できる人に「私、ギフテッドかもしれなくて…だから、あの、その、面倒臭い発言多いかもだけど…」と打ち明けるのが関の山だったんだ。

そこから数年またモヤモヤすることが出てきて一握の砂を探してnoteを開くとなんかやべぇギフテッド論争が繰り広げられていた。

そしてなんか魔女狩りっぽいな、と思った。

あ、変な感じのシンデレラかもしれない。

「このガラスの靴にぴったりな足を持ってる人を探している!!」

ガラスの靴にぴったりはまると贅沢な暮らしが待っている。
そして「私が!」「私が!」と名乗りをあげる人たちが現れて、靴のサイズなんてそこそこみんな一緒だからうっかり履けちゃう人が続出する。

陰からこっそり見ているシンデレラは「やべぇ…あれガチで私の靴だけどまれに巻き込まれるの怖すぎて無理…」と物陰からさっと姿を眩ましましたとさ。

めでたしめでたし。

きっとこのシンデレラは「調子のって舞踏会とか行くんじゃなかったー!!カボチャの馬車出したおばさんに乗せられちゃったよ…」と後悔していることであろう。

で、なんで最初に魔女狩りと思ったかというと、なんか偉い人たちが血眼で魔女を探しているから、なんか乗せられちゃった人たちが乗るしかない、このビッグウェーブに!!ってなって「はいはーい!私魔女でーす!」っていって大道芸を披露して拍手喝采されちゃってるのを目の当たりにしちゃって本当の魔女たちが

「いやぁ…魔法ってそういうことじゃないんだけど…??え、これなに見つかったら同じようなことやらされんの!?もしかして!!!」

と森の奥に引き込んでガクブルしてる状態に類似するんじゃないかなって思った。

ギフテッド支援とか言ってる人やプロデュースしてあげますみたいな人がちらほら散見されるけど、ギフテッドってちょっぴり寂しがりやでいろいろ考えすぎちゃって、好きな人や信頼できる人が側にいてくれるだけでなんか無限に頑張れちゃうけどそういう人がなかなかいないって思っちゃって、本当はただ穏やかに暮らしたいだけなんじゃないかなって私は思ってる。

私はね、私はかんなり寂しがりやで〜穏やかに暮らしたいだけの人だから、支援してくれるっていうのであれば無料で!!!初回にかなり精度の高いカウンセリング受けさせてくれて、その後ちゃんとギフテッドかもね〜ってなった後にカウンセリング継続費用の負担をしてもらえるくらいのことして欲しい。

当事者からしたら世間一般からしたらなかなか受け入れてもらえなくて理解されなくて生きづらくて苦しいって思ってる弱者だという認識。

それでもちらっとみえる強さや才能のせいでなんだか強者扱いされて、日本での判官贔屓思想とかも重なっちゃってちょっとやそっとで壊れなさそうなものは雑に扱ったり攻撃してもOK! これなら弱い者いじめにならないから。

というロジックが透けて見えて哀しくなる。

現状、本当の意味でのギフテッド支援なんてまだ存在してない。

だから本当に辛いなぁとか話したいなぁって思う人がいたら私と飲みに行こ!
未成年だったらお茶会だ!!

怯える魔女たちがなんとか逃げ切れるように、救われるように大魔女は種を蒔くしかできないけれど、

支援なんかなくても歳さえ食えば大魔女にもなれるから大丈夫!!

ギフテッドだろうがなかろうが、自分の頭で考えてて、自分の心に従えるロジックを持てるのであればそれこそが君がもらったギフトなのかもしれない。

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