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日記:「ライスワーク」って響き、いいな

私は週5で福祉と教育と接客を足していくらか割った業界で働いている。
文章とは全く無関係な職種だ。
時折、働くことに対して不安になると恥ずかしながら「副業」「言語」の知識に手を伸ばしがちになる。
実際に本やインターネットで調べるだけ調べて満足し「世界って広いなあ、その広さが面倒くさいな」と思って日常に戻っていく。

「言語」の話はまたどこかでするとして、最近読んだ副業に関する本がある。

『やりたいことは「副業」で実現しなさい』 下釜 創 著

この本では副業に関するハウツーが書かれているのはもちろんなのだが、私が心惹かれたのは「ライスワーク」という言葉。
好きを仕事にしている「ライフワーク」に対し、お金、食うためのためにする仕事を「ライスワーク」としている。

副業の本を読んだくせに今回は逆の、本業(ライスワーク)の話をしたいと思う。ここからは上記の著書の内容から離れて私の自分語りになる。

純粋に食事が好きということもあるのだが「金のための仕事」というより「食べるため」が前面に出ている方が何だか気持ち良い。

そこには私にとって「(好きなものを過不足なく)食べるため」が内包されているからかもしれない。

前職は給料の額はそこそこよかったが私にとって精神的に負荷が大きかった。
ご飯を満足に食べることを超えて、そのストレスを発散させるかのようにジャンクフードをドカ食いをしていた。
「食べるために働いていた」ので形式としては「ライスワーク」なのだが、健全なライスではなかったように思う。

今の会社も自分にとって本当に向いているのかは分からない。
けれど、ドカ食いはなくなったし、自炊も以前よりはできるようになった。
食べたいときに適切な量のジャンクフードを食べている。
転職をして本当の意味で「ライスワーク」になったのかもしれない。

私にはまだ、好きを仕事にする「ライフワーク」は無い。
この文章を書くという行為も上記の著書に掲載されている図によると「趣味」のカテゴリーに入る。

しばらくはライスワークと趣味で生きてゆくのだろう。
世界は広いけれど私のキャパシティーは少ない。
狭い脳内を美味しいもの食べながら3日坊主の趣味で彩っていけたらなあと思う。

文芸活動のための資金にしたいと思います。