多忙な天使
みなさま、お久しぶりでございます。
週1投稿を謳っていたエッセイ、1ヶ月ぶりの投稿です。
先に言い訳をさせてください。忙しかったのです。
仕事に絵本制作にプライベート、とにかく忙しかったのです。そんな最中、投稿開始2周年の通知が飛んできたので、これは流石にサボってはいられないと思い立ち、えっさえっさと執筆をはじめた所存です。
みなさまもお忙しいんでしょう?ぼくのエッセイを読んでくださるみなさまは、学生さんから社会人、専業主婦、タイパだのなんだの言ってとにかく時間に追われる現代社会を生き抜いていらっしゃる中、こんな散文を読んでくださる素敵な方々と認識しております。ありがとうございます。
さて、忙しかったからなどと醜い言い訳をしていたぼくですが、本当に忙しかったのでしょうか。2週間ぐらいベッドで睡眠ができないくらいには忙しかったですし、この忙しさに嘘はありません。ただ、忙しかったと言うとどうにも心がピリッと痛みます。忙しさで、自分の怠け癖を上手く隠していたような気がするのです。
「忙」という字は心を亡くすと書きます。そうなんです。すっごく忙しいときは色々なものを亡くしているような気がします。忙しいときほど、目の前の問題や現実的な問題に執着して盲目になります。先のことや人の感情にフォーカスがいかなくなりがちです。本当は大事だとわかっているのに「今はそんな場合じゃない」、「また落ち着いたら考える」なんて忙しさを盾に甘えてしまいます。なんならそれに幸福感や優越感、ちょっとしたヒーロー感なんて覚えちゃったりもします。これは大変なことです。
忙しいときほど休もうではないか。忙しいから偉い?かっこいい?そんなことはないのです。我々を急かし、競わせようとする世の中仕組みに対抗します。流れる雲を眺め、川のせせらぎやあざやかな緑のさざめきに耳傾ける余裕を勝ち得ようではないか。
忙しいときほど立ち止まってみよう。
そしてもし周りに忙しそうにして人がいたらそっと手を引いてあげよう。
今回も読んでくれてありがとうございます。
絵本制作に全てのアウトプットを集中させようとしていたら大事なものを亡くしていたようです。来週からは短いながらも週1投稿を再開しますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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