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金勝山_Profile

「君が代、日の丸は侵略戦争の象徴」という思想の家に生まれ、平和の為に闘う家族の姿を見てきた。

言葉をビートに刻んでいく姿に魅了され2000年にラップを始めた。一般社会でのラップに限界を感じ、2005年に大学を中退し俗世間から離れた生活を始める。その時目の当たりにした経験の数々も、金勝山の思想の根幹となっている。

2009年に結婚し長女を授かった。2014年、授かった次女を心臓病で亡くし、今までの生活から足を洗った。次女の入院中、初めて長女と二人で家に泊まった。4歳だった。家族を一切顧みず転がり落ちた先が人生の底辺だった。家族に信頼される為、会社員になり毎日働いた。音楽活動は休止をした。

ある日家族に言われた。「ラップやりたいんでしょ?」ラップを始めた。2年以上HIPHOPを聴いていないかった。YOUNG CHILDに電話してすぐに会った。彼はその場でINGENIOUS DJ MAKINO に電話をして、金勝山のビートを作って欲しいと頼んでくれた。

そのビートを持ってNew Yorkに行った。リリックは書けなかった。休止期間に感じたことを1曲にまとめるには時間が必要だった。9ヶ月後、Single【Real McCoy】が完成した。

金勝山というアーティストに戻るのが怖かった。また失敗するのではないか、また家族を悲しませるのではないか。次女の死をきっかけに全身の血液が入れ替わった境地。等身大で自分を表現する為、アーティスト名を吉田健二に改名し2018年にAlbum 【Real McCoy】を発表した。

2019年、金勝山にアーティスト名を戻した。過去を清算し恐れが消えた。ここから先、自分が表現していくことは金勝山にやらせるべき。そう確信した。

2020年5月、ビートメーカーのMAHBIEが全曲プロデュースの EP 【ZERO】を発表した。

金勝山の最大の魅力はライブだ。生身の「魂」を観ることが出来る。観客が固定概念を打ち砕かれ感動の涙を流したり、シーンを長く見てきたクラバーや、第一線で活躍するラッパー、DJからも共感、称賛の声が上がっている。

一瞬でも元気になるような音楽を届けたい。
top of the world

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【top of the world】
秩序はあるが法律はない
人種はあるが国境はない核兵器もない
全員が愛に満ち溢れ高め合っている状態

全員、自分がこの世のナンバーワンだと思っている。そして自分以外のナンバーワンも尊敬し高まっている状態。
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