高校生時代 東日本大震災のときの僕 II
友人の家にはどれくらいお邪魔させてもらっただろう。2, 3日くらいだったか。でも、当時はとてつもなく長く感じた。
友人のご両親が僕の実家に連絡をとってくれたらしく、叔父が車で迎えに来てくれた。震災から約3日経ってやっと家族に会えたことが何より嬉しかった。叔父の目も潤んでいるような気がした。
友人2人も連れて、叔父の運転する車で地元に戻ることになった。
道中、窓の外を見ていると、景色が徐々に変わっていくのを感じた。
川に浮かぶ家の破片や家具。
水浸しになった田んぼ。