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ITエンジニア基礎 ネットワークプロトコル#10

1982年にインターネット・プロトコル・スイート (TCP/IP) が標準化され、TCP/IPを採用したネットワーク群を世界規模で相互接続するインターネットという概念が提唱された。その後1990年代後半に爆発的に普及し現在では日常の不可欠な存在として活用されている。日々何気なく使用しているインターネットの仕組みの知識について曖昧な部分をおさらいしてみようと思う。

今回は10回目の投稿です。前回記事はこちら宜しけば確認してみてください。

プロキシサーバ

アプリケーションゲートウエイ型ファイアーウィールのうちとくにhttpを扱うものをプロキシサーバと呼ぶ。初期はネットワークトラフィック緩和策として用いられていた。
プロキシサーバはWebページへのアクセス時に内容をキャッシュし、次にそのWebページへのアクセス要求が有った際にインターネットにと言わせせずキャッシュを返信する。但しキャッシュできるのは静的コンテンツに限られ、プロキシサーバを用いる事でリクエストを中継し、セキュリティ向上が図れる事からファイアウォールと同上の位置付けで認識される事が多い。
また、外部からのアクセスに対しキャッシュを返信するものをリバースプロキシという。

プロキシサーバーのコネクション

プロキシサーバを経由して外部のWebサーバを利用する際のコネクションを確認する。
例えばクライアントからWebサーバを利用する際のTCPコネクションはどのような設定に成るだろうか。TCPはトランスポート層(OSI基本参照モデルの第4層)のプロトコルのため第4層以上のプロトコルを解釈する通信装置でコネクションが確立される。ここでルータはネットワーク層までのプロトコルしか解釈できないが、プロキシサーバはアプリケーション層(第7層)までのプロトコルを解釈する。従ってクライアントからプロキシサーバを経由してWebサーバをアクセスする際、クライアントはプロキスとコネクションを確立しWebサーバとの直接のコネクションはプロキシサーバかのものとなる。

最後に、

今回はプロキシサーバーのみの記載となりました。次回はインターネットを専用線の様に扱うVPNについて記載したいと思います。

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