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ボッタルガのスパゲティspaghetti alla bottarga di muggineを作ることになった理由

今回再現したのはボッタルガ=カラスミのスパゲティ

カラスミを食べた事ない人もある人も
そもそもカラスミって?という人の為に。

カラスミはボラ(ボラ科ボラ目)の魚の卵巣を塩漬けにしたモノ

ボラの身自体は臭くて食用には全く向いていない。

そんなボラの卵カラスミは日本では長崎が有名で、ワタシは日本製を食べた事は無いが
イタリアで食べたボッタルガと
台湾で買って帰るカラスミだけ。
日本のカラスミは安土桃山1675年に中国から長崎に渡ったそうです

イタリアのボッタルガ=カラスミは2種類
マグロ(トンノ)の卵巣で作ったモノと
ボラ(ムッジーネ)の卵巣で作ったモノ

マグロよりボラのカラスミの方が高くて
明らかに美味しい!
そしてローマなどでは手に入るがサルディーニャ島の名産物でイタリア人でも食べた事のない人の方が多いと思う。

そして台湾のカラスミ
近いので良く行く台湾だが
行けば必ず買う台湾でも高級です。

日本だと台湾産のカラスミがネット
一腹(2本が対になった状態)150gで7〜8,000円程度。100gでも5,000円くらいするし
台北でもこの半分くらいの3,000円くらいするモノばかり…。

ところが、台湾の南
台南や高雄で購入すると更に台北の半額くらいで購入出来る
100gくらいならない800円くらいで買えるので
冷蔵庫でも3ヶ月から半年は保つので
まとめ買いして冷凍している

今日は去年2019年の11月に行った台湾で購入したカラスミを使って
イタリア風のカラスミスパゲティを作ってみる

ちなみにイタリア産のボッタルガはAmazonなどで100g4,000円くらい。
台湾産と変わらない価格で販売している様だが
瓶詰めやパックのパウダー上に既に加工されたものはもっと安く手に入る

とは言っても台湾産しか使った事が無いので
直接食べ比べた事は無いけど
イタリアで食べたマグロのボッタルガとムッジーネのボッタルガだったら
間違いなくムッジーネ(ボラ)のカラスミの方が美味しいから
せっかく作るときはボラで!

そして1本目の世界再現料理をこのボッタルガのスパゲティにしたのかと言うと

ワタシが初めて行った海外がイタリアだから。

もう23年前の事だけど。
高校3年から始めたイタリアンレストランでのアルバイトがきっかけでイタリアに憧れる様になった10代後半。
大学生になったらそのイタリア熱がヒートアップ。
そこで大学生1年生の夏に1人でイタリアに行ったのが
料理好きを超えて今の旅好きの人生の始まり。

その後2年置きくらいにイタリアに行って最後に行ったイタリアは大分前の2005年になるけど
今でもイタリアで初めて食べたカラスミの衝撃は大きかった。

ともう2つ。

すっごく簡単!短時間!と

先程も言ったけど、台湾は近いので1年に1回くらいは行く。
このコロナで今年は行けないだろうが、まだ冷凍庫にカラスミが何個か余っているので
単純にカラスミがあったからということです。

写真は台湾の高雄でカラスミを店頭で作っている風景
中間マージンがいくつも重なってお手元に届くと痛感。
高雄はマジで安い!

高雄に行ったらカラスミを大量にゲットして下さい。


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