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ライバルはアジフライだよ

小学生の時に先生から1、2、3月はあっという間に終わるんだよ。1月は「い」く、2月は「に」げる、3月は「さ」るという話を聞いたことを今でも鮮明に覚えている。あの時は「日数は一緒なんだからそんなわけないでしょ」と生意気小僧であったが、歳を重ねると本当に時の流れが早く感じる。まだまだ若々しくあろうと思う。

大学を卒業してもうすぐ2年が経つ。
やはり早いとしか言いようがない。若々しくあるのは難しいようだ。

大学時代といえば、何かと理由をつけては友達と飲んでいた。いや、酒を飲む口実すらないままに集まれば宅飲みが始まる。
その時にいわゆるゲームのみ、というやつをたくさんやった。数え切れないほどやった。
だんだんこいつに飲ませよう、という作戦の立て方をみんな覚え始めるからあんまりやらなくなっていったけど

自分大好き人間の私が、お題"自分の好きなところ"で古今東西ゲームをしたら4周目くらいに「好き嫌いがない」と答えると思う。

おちびの時はネギが入っているからという理由でラーメンが嫌いだったし、牛丼に紅生姜を乗せる理由が分からなかった。というか紅生姜の存在意義を疑っていた。
「こんなのなくなっても誰も困らんやろ」と暴言を何度も吐いていたくらいだ。

そんな私も大人になり(まだ子ども気分なんだけどね、周りは大人扱いしてくるからイヤになっちゃう、、、)
好きな食べのもはラーメン、なんならネギトッピングをするし、紅生姜が余っていたら喜んで自分の懐に招き入れるようになった。味覚って変わるんだな
ただ、恋愛と同じで好きなだけでは乗り越えられない壁が存在する。

どうしてもコーヒーを飲むとお腹が痛くなったり気分が悪くなったりする。
昨日なんか朝ペットボトルのコーヒー1本飲んだら二日酔い並に気分悪くてほんとにしんどかった。
その状態で『ダンサー・イン・ザ・ダーク』見てしまったから、もうなにが気持ち悪いのか途中から分からなくなってきてた。貸切やったからよかったけど何回か嗚咽が止まらなかった。
だから正直ちゃんと内容を覚えていないと言う失態。結構衝撃的な内容だったんだけどな

体質的に合わないと分かっているのに好きだから飲んでしまう。お酒を飲めない人の気持ちがこの時は分かる。ああコーヒー、どうしてあなたはコーヒーなの
といつかの恋愛物語のセリフに当てはめたくなるくらいには深い愛情を抱いている。片想いだけど

あとは最近アジフライが好き
前までは「魚のフライなんかいらんわ!肉を食わせろ!」とサバンナに放り出されても生き残れそうなほどの超肉食動物だったが、大好きなペンギンとも仲良くなりたいなという下心もあり魚を食べるようになった。

アジフライとタルタルソースってなんであんなに合うんだろうね?マンゴー県出身の自分としては、タルタルソース=チキン南蛮、チキン南蛮=タルタルソースだったんだけど、アジフライとタルタルソースのバディも隅に置けない。綾野剛と星野源くらいにはナイスコンビ👍

とんかつとかがあまり食べられなくなってきたからアジフライにシフトチェンジできたのは賢明な判断だと思う。肉の脂がきつくなってきたんだよね、若々しくあるってやっぱり難しい。

「ライバルは海老フライだよ ゼンセはきっとチョコレート」と歌う宇多田ヒカルは、くまにどんなイメージを持っているのか気になるのはここだけの秘密。

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