2004。孤独な、何者でもない誰かの詩
それから、もう4年が経ちました。2000年の1月から、4つの春が過ぎていきました。
私のこの小さな部屋に、4年の時を経て、ふたたび洪水が去っていった後のように、多くの湿度を持った木の板。木の板が、水を吸って、ふやけて。窪んでいます。
4年という月日はとても短く、気がつくと過ぎ去ってしまうようで、私の部屋からも、すべてが消えていなくなってしまいました。
24時のピアノの音が、遠くから来て、私の部屋を訪ねてきました。
しばらくして弦楽器の音も、そこに不協和音のようにあわさって