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反り腰が楽に生きるためのマインドセット

こんにちは。
私は理学療法士として、日々リハビリに従事しながら、個人事業主としても活動しています。
主な活動内容は、エステサロンでのコンディショニング、記事執筆、オンラインセミナーやオフラインでのスクール講師などを中心に行っています。

日々いろいろな方の姿勢や身体のことを見させていていただくと、その人の姿勢と考え方の特徴などが共通する部分が多いなと感じることがあります。

姿勢は無意識で調整することもできれば、反対に意識的にも調整することができます。
ということは、特に身体機能に問題がなくても、その人の考え方の偏りがあれば、姿勢は偏っていく可能性があります。

事実姿勢は身体機能だけではなく、その人の精神状態にも関係しています。
気持ちが前向きなら姿勢は起きますし、後ろ向きの気持ちであれば、姿勢はうつむきやすくなります。

今回はその中で、反り腰姿勢の方の考え方の特徴などを中心に考察していきたいと思います。

今回の内容を簡単にまとめると
「反り腰姿勢の方は、いわゆるステレオタイプの人が多いです。このタイプの人は、書籍やネットに載っている情報をそのまま受け取ってしまい、身体を固めてしまいやすい傾向があると考えています。まずは今の状態や感覚をしっかり感じる・受け取るようにするだけでも力の抜けた良い姿勢になると思います。」

「私反り腰かも?」という方はぜひこの先を読んでみてください。

では本編どうぞ!

反り腰の人はステレオタイプが多い?

結論からをお伝えします。

反り腰姿勢の人は、いわゆるステレオタイプの人が多いように感じます。
ステレオタイプとは?(以下引用)

ステレオタイプ(英: Stereotype、仏: Stéréotype)とは、多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念、レッテル、偏見、差別などの類型化された観念を指す用語である。
引用:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/ステレオタイプ)

いわゆる、「良い姿勢はコレ」のような、一つの絶対的な正解があると思っている方が多い印象です。

他には、「昔に言われた良い姿勢をずっと意識している」という方も多いです。

この「昔に言われた良い姿勢」というのは、学校教育や親などに指導されてる場合が多いです。

実際には、姿勢というのは「絶対的に良い姿勢」というものはありません。

それは、姿勢というのはその人の身体の機能や、生活背景、仕事内容や受けた教育・文化などによっても様々あり、「そのときに適切な姿勢」はありますが、「どのような状況でも絶対的に正しい姿勢」というものはあり得ないからです。

ですが、ステレオタイプの方は、絶対的に正しい姿勢があると考えており、常にその良い姿勢になるように意識的に身体に力を入れている場合があります。

もちろん反り腰姿勢の方が、全てこのような考えを持っているとは思いません。
ですが、反り腰姿勢の人は、経験上「良い姿勢を意識している」という人が多く、身体の機能と関係なく意識的に姿勢を調整している方が多いように思います。

反り腰姿勢の人はまず、今の姿勢を認めてみましょう。
反り腰姿勢の人は、「姿勢とはこうあるべきだ」というイメージが強くあるため、良い姿勢にならなければいけないという考えを持っている場合もあります。

姿勢を気にするということ自体は悪くありません。
ですが、意識が過剰になり、力が入りすぎてしまうと逆に身体を固めてしまい、逆効果になってしまう場合もあります。

姿勢とは、「今が」そのときの適切な姿勢なのです。

そのため、「今の姿勢でも悪い姿勢ではない」「その都度姿勢が変わることは悪いことではない」ということを知っておいてほしいと思います。

今の状態が最も適切な姿勢であるということがわかるだけでも、方の力が抜けることもあります。
そして、その日の調子によっても姿勢は微妙に違うことも理解しておきましょう。

姿勢(特に立っているときの姿勢)は一見すると止まって見えていますが、実は微妙に動いているんです。

姿勢は常に、そのときの状況に適応するために微妙に動いて調整してくれています。

このことを知っておくと、姿勢が変わっていくことや、無理に力を入れなくても常に適切な姿勢になっているんだということがわかるようになると思います。

反り腰の人は、まず自身の姿勢を感じてみましょう。

反り腰姿勢の人が今の姿勢が適切な姿勢であることを理解するためには、まず今の姿勢がどのようになっているのか?ということを感じるようにしてみましょう。

例えば、
・腰の筋肉は張っているか
・背中は力んでいるか
・足の裏のどの部分に体重がかかっているか
・視線は上を向いているか、下を向いているか
・肩に力は入っているか

このときに注意することは、「良し悪しを判断しない」ことです。

「力が入っているから良くない」ということではなく、今の姿勢はどんなん状態にあるのかという点について感じるための練習です。

そのため、力が入っていようが抜けていようが、どちらでも良く、感じられていることが重要なのです。

ちなみに、身体の色々な部分が意識できると、そのときに不必要だと判断された筋肉の緊張は自然と落ちていくことが多く、「力を抜く」ことをしなくても大丈夫です。

コツは、最初は鏡などを使ったり、実際に手で触ってんみたり、少し動かしてみたりして身体の色々な感覚を使って感じてみることをオススメします。慣れてきたら、目をつむって視覚を遮断したり、動かずに身体の感覚だけで感じてみるようにしてもいと思います。

使う感覚が少ないほど難しくなります。試してみてください。

最後に〜良い姿勢も悪い姿勢もない!〜


今回は反り腰姿勢の方に多い考え方の癖として、正しい姿勢を意識しすぎるという点について説明しました。

正しい姿勢というのは、その時の環境次第で変わっていくので全てにおいて正しい姿勢というのはないということ、まずは自身の姿勢がどのようになっているのかを感じることが重要であるとお伝えしました。

反り腰姿勢の人は、今の姿勢が一番良い状態であるという気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。

今回の内容が参考になれば幸いです。


最後に私がお手伝いしているエステサロンを紹介します。
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私も定期的にサロン(京都、大阪ともに)へ出勤しています。
もし興味があればご連絡ください。
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