アイルランド、想像とのギャップ
3月も半ばで、気持ちのいい天気が続いていますが、どうしても最近のニュースを見ていると、暗い気持ちになってしまうし、あまり外に出ようという気にもならず、ほとんどの日を家の中で過ごしています。
ちなみに、ほとんどの大学が、外務省の感染症危険情報のレベルが2になると大学から帰国してこいと連絡が来るようです。(17日にアイルランドもレベル2に引き上げられ、帰国要請を受けました。)
アイルランドの学校も、3月14日から閉められ、DCUでも全ての授業がオンラインに移行します。ただ、その対応も完全に間に合っているわけではなさそうで、いくつかの授業は今後の進め方がまだ決まっていません。
誰も留学中に、こんなことになるなんて想像もしなかっただろうし、勉強しにきているのにそれが思い通りにいかないのはもどかしい思いになります。
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そんなこんなで、
今回は留学先に来て、想像と違っていた点をまとめます。
個人的な感じ方によって変わるとは思いますが。
○意外と日本人多い
事前の下調べでは、「アイルランドは、まだ日本人も少なくて留学する環境としては穴場だよ!」というブログや記事をたくさん読みました。
当然、アメリカやイギリスなどの有名な留学先と比べたら、少ないとは思いますが、案外日本人はたくさんいます!DCUに日本語コースがあるということで、日本人と会いやすい場所でもあると思いますし、僕らのような派遣留学生だけでなく、語学コースもDCUにはあるのでキャンパス内でも意外と多くの日本人と会えます。
また、LINEのグループで「アイルランド情報掲示板」なるものがあるのですが、そのグループには400人以上が参加しています。困ったときに頼れる日本人コミュニティがあるのは良いことだと思います。
11月ごろに、アイルランドで働いている社会人の方4人と会ったんですが、アイルランドに来てなかったら、絶対に会うことのなかったであろう日本人と会えるのはなんだか不思議で貴重なことだなって思いました。
一方で、日本人がいない環境で頑張りたいって人は北欧の国を留学先で選んだら良いのではないでしょうか。ただ、強い人はどこにいっても成長できると思うので、国は関係ないなって思ったりもします…
○思ったよりも天気が苦ではない
アイルランドの天気は、1日の中で何度も変わるとよく言われます。
本当にその通りでした。ただ、それがめっちゃしんどいと思ったことはあまりありません。かえって、束の間の太陽がとてもありがたく感じられるので良いのではないでしょうか…。強風と雨のダブルパンチがたまにメンタルを崩れかけさせますが、それも慣れますきっと。
しかし、これは僕が日本海側の気候で20年間育ってきたからかもしれませんので、ぽかぽかした晴れ渡る青空のもとで生活したい方は、アイルランドは避けてください。(僕も本当はそっちで暮らしたい)
気温は金沢の冬の方が寒いはずなのに、こっちは風があるからかとても寒く感じます!ヒートテック必須です!そして、乾燥しているので保湿をこまめにしましょう〜。
○日本食はそんなに恋しくならない
ダブリンには、日本食レストランはたくさんあります。ラーメンとおすしが中心にはなりますが。
そして、アジアの食品がたくさん売られているアジアンマーケットもあります。そこで調味料を買って、自分で作れるものは作れば良いので、日本食が恋しくなった人はそのようにして凌ぎましょう。
それでも、少しは日本の居酒屋や定食が恋しくなります。そんな時は、アイルランドの美味しいビールを飲んで忘れてください。飲めない方は、中華料理や韓国、タイ、ベトナム料理屋さんもたくさんあるので、そちらへどうぞ!食はアジアが最高だと、自分の中では思ってます。
(以下、個人的おすすめ)
・san sab(サンサブ - タイ料理)かれこれ10回近くは行きました。寮から歩いて20分ほどで、一時期週1回のペースで通ってました。学生証を見せると、15%の割引もあるのでお忘れなく!
・neon asian street food(ネオン - アジア料理)ダブリン市内の少し南の方にあるお店。食後にソフトクリームを自分で作れます。お忘れなく!
・JW sweetman(スウィートマン - パブ)3回ほど、ここでラグビー観戦をしました。お店オリジナルのビールがあって、これがうまい!大きな試合がある時はサポーターで一杯になります。お気をつけて!
○お酒も飲むけど、お茶の個人消費量も世界2位!?
これは最近知ったことなんですが、お茶の一人当たり消費量が世界2位だそうです!このサイトによれば。
確かに、何かあるたびに必ずお茶は置いてあります。また、無料でお茶を作って持っていける場所があるので、僕はそこからよく授業に持って行ってます。
○生活費は意外と安い?(家賃を除く…)
自炊をする人にとっては、生活費は安く済むと思います!ただ、家賃に関しては、ダブリンは近年かなり上昇していて、1ヶ月約7、8万の寮費を払いました。なので、自炊をしてどれだけ節約できるかが勝負ですねえ。
加えて、ヨーロッパ旅行に行く人も多いと思うので、結局、留学期間中通して、かなりの出費になることは間違いないですが…
○ゲーリックフットボール&ハーリング
アイルランドといえば、昨年の日本で開催されたW杯の際にも、話題になったであろうラグビーが人気です。しかし、それと並ぶ、いやむしろその人気を上回るほどの国民的スポーツが Gaelic football と Hurling という2つのスポーツです。
ゲーリックフットボールはアイルランド発祥のスポーツで、イメージはラグビーとサッカーが合わさったようなスポーツです。
シーズンのファイナルの時には、8万人収容のスタジアムが満員になり、チケットも取れないほどになるそうです。DCUにもチームがあり、優秀な選手は推薦で入学でき、学費や寮費も無料になるようです…!各地域の代表にも、多くの学生が選ばれています。
実際に、二回、生での観戦にも行きました。
続いて、ハーリングです。こちらもアイルランドを中心に行われている競技で、スティックを使う球技なので、強いていうなら、ホッケーのような感じですね。空中のホッケーてイメージです。
ハーリングはいまだに生で見たことはないのですが、帰国までに絶対見に行ってみたいです。
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以上が、僕が個人的に想像と違ってよかったなと思ったことです。初めは、毎日が新鮮で驚きの連続で楽しいですよね。慣れたこれからも、新しい発見をたくさんしていけたらなって思います!
イタリアのフィレンツェ
あつや