大学院時代に経験したアルバイト[ENFPの向き不向き2]

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  大学院では、学部でのアルバイトを全て辞め、新しく始めた。修士1年は振るわなかったけど、修士2年のときに友人の紹介で始めたバイトのいくつかがピッタリフィットした。その友人には感謝しか無い。

  筆者はENFPだと自認しているので、「ENFPの向き不向き」とタイトルを付けさせてもらった。ただ、実際は「筆者の向き不向き」を主観的に書いているだけだ。主語を大きくしてしまったこと、申し訳なく思っている。

5. 家電量販店

レジ、その他雑務(4ヶ月)

向いてる度★★☆☆☆

  たくさんの商品知識が得られることを期待してバイトを始めた。しかし、筆者の担当は人員不足のレジになってしまい、レジ業務で好奇心を満たすことは難しかった。
  やはりレジは単純作業になりがちで、ENFPには結構キツイ。心がすり減るというか、精神的にやられる。家電量販店は百均より商品単価が高いので、そこまでの忙しさは無い。よって、張り合いが無い。もちろん他の従業員と雑談して時間を潰すことはできるけど、仕事自体の面白さは無いに等しい。
  店が大きく、百均や飲食とは比べ物にならないほどたくさんの人が働いていた。正社員もたくさんいた。よって、従業員一人あたりの役割は小さい。このとき、大企業もこんな感じなのかなって思った。
  あと、パート同士が小競り合いによってなんとなくギスギスした雰囲気を醸し出していた。社員も目が死んでる人が散見された。

  アルバイトには、店長の昼ご飯を買ってきたり店の周りに除草剤を撒いたりといった謎の雑務を命じられることがたまにある。パシリとして扱われている感覚は正直あった。とはいえ、レジを脱出できるので、退屈しのぎとしてはありがたい。

  印象的なのは、コピー機用のインクが高い割によく売れるということだ。ペーパーレス化が進んでいるはずだけど、まだまだ紙は需要があるらしい。客層の年齢層は高い傾向がある。若年層はネットで買っているのだろう。それでもお客さんは多く、アルバイトの時給はそこそこ良い。本屋同様、家電屋も徐々に衰退していく業界だとは思うけど、すぐに潰れる訳ではなさそうだ。

6. 喫茶店のホール

オープニングスタッフ、3ヶ月

向いてる度★☆☆☆☆

  オープニングスタッフなら年下に混じっても楽しめると思ったけど、そんなことは無かった。あと、飲食のホールは覚えることが多すぎる。みんなよく覚えるなーと感心していた。
  料理提供が苦手で、すごく嫌だった。混雑時の客案内や席の片付けがかろうじてのやり甲斐だった。喫茶店なので、当然ラーメン店よりは忙しさは少ない。筆者は退屈に弱いので、忙しい方が長く続けられるようだ。このバイトでようやく、筆者がホールに向いてないことを悟った。あくまで例外的に「筆者が」得意ではないだけで、ENFPは全体的にホールに向いている気がする。

7. 百均の倉庫 (1年弱)

段ボールを乗せたパレットを運ぶ業務

向いてる度★★★☆☆
  人と関わることに疲れて、会話がほとんど必要ないバイトを選んでみた。百均で長らく店舗でバイトしたので、今度はその裏側の流通を見てみたいという気持ちもあった。

 仕事は30分あれば誰でも覚えれるくらい単純だった。しかし、あまりに単純すぎるため、イヤホンを付けても業務に支障が無かった。こっそりYouTubeやオーディオブックを聞きながら作業することで、有意義な時間を過ごすことができた。

バイトをサボりすぎて、最終的に厳しいお説教をくらった話はまた別の機会に。

8. スーパーの入口で葬儀屋のビラ配り

向いてる度★★★★☆

  スーパーの前で葬儀の案内が入った封筒を配る仕事だ。友人の紹介で始めた。

  封筒を受け取ってもらうにはコツがあり、結果にバラツキが出る。よって、まるでゲームのように楽しむことができた。封筒だけのときもあれば、ウチワやカレンダー、ボールペンなどをセットで渡すこともあった。セットで何か渡すほうが、圧倒的に受け取ってもらいやすかった。

コツ① まず目線を合わせる。相手の視線の先斜め15〜30度くらいにポジショニングする。
コツ② 優しい笑顔で元気よく挨拶。ここで、変に下から行かないこと。丁寧になりすぎず、堂々としていた方がいい。
コツ③ ウチワいかがですか〜とかいいながらスッと渡す。善意を全開に出す。無理そうなら早めに引きざかる。携帯等と違って葬儀屋なので、悪印象を与えるくらいなら何もしない方がマシ。

筆者を始めENFPは愛想が良いので、こういうのは得意だと思う。あと、顔が幼い方が警戒されにくく、有理だと思う。

  この仕事の欠点は、業務が単純で退屈を感じやすいこと。いかに工夫して面白くするかが重要だ。

9. ゴルフ打ちっぱなしの球拾い

向いてる度★★★☆☆

 さすがに手で拾うわけではなく、手押し車やガソリンで動く小さな回収車で球を拾う。
  イヤホンの使用が許可されているので、倉庫と違って合法的にYouTubeを聞きながらボール集めができる。22時から1時間半で2100円。悪くない。研究をやらないといけないときは、あえて夜のシフトを入れることで家に帰れなくしていた。

10. スマホ教室の講師(1年、月1)

向いてる度★★★★★

友人の母からの紹介。受講者の参加費をそのまま頂く形。けっこう面白い話がたくさんできたと思う。気持ちに寄り添う必要もあるので、NF型以上の適任はいない気がする。

これまでのどの仕事よりもクリエイティブで、創意工夫の余地がある仕事だった。スマホ教室の話はたくさんあるので、また別の機会に。

まとめ

  振り返ると、筆者は六年間で10個のアルバイトを経験していたようだ。経験が多様なところも、ENFPのあるあると言えるだろう。

 ちなみにENFPは好奇心旺盛なので、機械やPCの扱いが得意な傾向にある気がする。…いや、これは賛否両論ありそうだ。細かい理屈に詳しいヲタクというよりは、触っている内に気づけば使いこなしていたという感覚派が多い気がする。

  しかし、これがけっこう色々なアルバイトで役に立った。レジやホールのハンディ、倉庫で使うスキャナーや在庫検索用のPC、勤怠管理システムの扱いなど、活かせる場面は様々だ。時には修理業者みたくレジやPCなどの故障を直す場面も少なくなかった。
  極めつけはスマホ教室の講師である。これまでの経験で得られたスマホやPCに関する知識をフルに活かすことができた。

機械や道具の扱いに関しては、就職後も活かせそうだ。筆者は人生に必要なのは、食事と睡眠と好奇心だけだと思っている。好奇心さえあれば人生なんとかなると本気で思っている。あとはまぁ社交性とか誠実性とかだろうか。

どっちにしろ、ENFPやENTPは好奇心旺盛で、そこに関してはクリアしていると思う。あとは食事と睡眠としっかり取ればなんとかりそうだ。そして、社交を疎かにせず、日々一生懸命やるべきことに取り組もうと思う。

さあ、4月から社会人だ。

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