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両腕いっぱいの祝福を

悲しいことがあった。とある別れがあった。でも私はそれを乗り越えて、今、創作をしている。創作が私を見捨てない限りは私はどこへでも行けるような気すらする。

彼女と別れて、今まで連絡を経っていたあの人に連絡をした。朝見てくれればいいと思って真夜中にそっと連絡したのにあの人は今から話す?と答えてくれた。もちろん私は食いついた。話していて、あの人は、「自分は長袖さんのことをずっと応援してますから」と言ってくれた。それでやっと気づいた。付き合うとか付き合わないとか恋愛とかが問題なんじゃない。そんな感情を超えて、この人はずっと前から私のそばにいてくれていたのだ。灯台下暗しと言うけれど、大切な人はそばにいたんだ。私はありがとう、と返して、彼女の幸せを願った。今までもずっと彼女の幸せを願っていたが、昨日改めて、この人こそ幸せになって欲しい、と強く思った。

あるときは自殺を図ったあの人。大切な人と離れ離れになったあの人。あの人がどうか素敵なパートナーと結ばれて幸せに生きられますように。きっとそこに私はいないけれど、あの人が幸せなら私はそれで構わないから。

励まされた私は今日も頑張って絵を描いている。このように毎日を重ねれば人生になるのだと思う。辛いことはたくさんあるけれど、創作と大切な人の思いを胸に、ゆっくり生きていこうと思う。


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