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運の正体は確率

10年くらい前に通っていた予備校で、テスト終わりに他の塾生が放った台詞への違和感をたまに思い出す。
「ラッキーー。知っている問題でた。俺って運がいい。」
当時この台詞を聞いた時に頭に?が浮かんだが今だからわかる。この違和感は自分がやるべき事をしていた証だったのだ。
テストに合格するために必要な勉強範囲を100とする。僕は100をやっていて彼は30の範囲しか勉強してなかったのだ。たまたま知っている知識が出たのだから「運がいい」と感じるわけだ。僕は100の範囲を勉強していたから知っている知識がほとんどだったので、当然「運がいい」と感じなかった。
コントロールの効く運とコントロールの効かない運の2種類がある。運を味方につけるためには、置かれている状況で打席に立ち続けボールがバットに当たる確率を上げる事しかできないのだ。
この時に、運の正体は確率だと学んだ。

話は逸れるが、総じて楽しかった予備校生活の学びが2あつある。
1つは得意を伸ばすという事だ。
僕は成長実感を全教科で得れるような脳みそは持ち合わせていない。
国語は壊滅的にできず、受験最後まで全く向上しなかった。
代わりに日本史は得意で、全国模試で2位になった事もある。
英語は標準だったが国語の壊滅的な結果を日本史でカバーでき、何よりも日本史という得意があったから勉強を嫌いになる事がなかった。
もう1つは環境の大切さだ。大手ではない予備校だったからこそ先生との距離も近く質問もすぐにでき、休憩時間などは完全にルールで縛られていたがその環境がコミットするのに必要条件だった。


僕は東進ハイスクールに通った事はないが、受験の追い込み最終時期に出会い、「あと、もう一単語覚える。」と踏ん張れたのはこの言葉も大きかったと懐かしさを感じる。

今、頑張れないヤツは、一生頑張れない。

東進ハイスクール:吉野先生

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