#10【新NISA直前】投資経験談
こんにちは。年末に差し掛かり仕事に追われまくっています。。
ただ、それでも決めたのでnoteは毎日投稿を!ということで、
結局、昨日更新する予定だった時事ネタをアップします。
こんな投稿テーマを見つけ、
新NISA開始前ですので、振り返りも兼ねて、
自分の経験と今意識していることを書いていきます。
そして、テーマについて。
私の考えでは、投資にメンタルの強さはいりません。というか、メンタルが求められるのはプロの世界で、個人投資家はメンタルに打撃を受けるような投資はしないことが上手く行く上で1つポイントになると思います。
新NISAについて
『新』NISA(ニーサ)の前に、まずNISAとは何か。
この制度は2014年1月にスタートした個人投資家のための税制優遇制度で、家計の資産形成支援、成長資金の供給拡大が目的でした。
現在、上場株式や投資信託等の配当や譲渡所得等にかかる税率は約20%。
例えば、100万の株買って20万値上がりして売却したら、本来4万税金で持ってかれて手元には16万しか残らないのですが、NISA枠で買うとまるっと20万手元に残りますよ、という制度なんですね。ざっくりいうと。
で、現在は年間で120万円まで非課税枠があり、この枠は簿価(買った時の値段)で計算がされます。
例えば、50万円の株をNISAで買うと、残りは70万円分残る。
この50万円が仮に70万円に値上がりしようが、30万円に値下がりしようが、
NISAの残りの枠には影響がなく70万円のまま。
つまり、持ち分の計算は、120万という枠に対し株等を買った時の値段が引かれていく仕組みになっています。で、1年間で120万ですが、これは翌年度には消化した枠がまた120万まで復活して、最大5年間600万までNISAの非課税枠で株とかを保有できますよという制度なんですね。
で、この枠が拡大されたり非課税機関が無制限になったのが『新』NISAです。つみたて投資枠(120万)と成長投資枠(240万)の計360万が年間で非課税枠として利用可能で、翌年度以降の累計で1,800万までの非課税枠で、株などを無期限に保有できますよという制度です。
詳しくは、いろんな書籍が出ているので1冊買って読んでみると細部までよく理解ができます。
投資とメンタル
私自身は2014年の現NISA開始にあわせて口座を開設し、
これまでお休みしている期間もありましたが、何度か投資をしてきました。
個別株メインの投資で、まずは自分の知っている企業の株を買って勉強してみようというところからスタート。
ちょうどアベノミクス相場も相まって、初心者の私も最初から含み益でスタートすることができ、わずかながらですが値上がり益をゲットすることができました。
しばらく休んだ後、少し余裕資金もできてきたので、思い切って任天堂の株を購入することに。任天堂は個人的にとても大好きな企業で(どこかで任天堂が好きすぎる記事を書くかもです)、当時の任天堂はハードのヒットが社運を分けるようなビジネスモデルで、Wiiで過去最高益、WiiUで大赤字、と来ていました。で、2016年のポケモンGOのリリースで株が爆上げし始めるんですね。実際には、ポケGOはナイアンテック社がリリースしていますし、ポケモンは株式会社POKEMONが権利を持っていて、任天堂は持分法適用会社だったのでそんなに直接的な関係はないんですね。でも、ゲームボーイで発売されたポケモンですから、なんせ任天堂がポケモンのアプリ出すぞー!しかもARで町中にポケモンが現れるゲームだぞー!ということで、みんなのイメージは、「任天堂のポケモンGO」なわけです。今思い出しましたが、任天堂が新しいアプリをリリースって報じてたメディアもあったような 笑
で、これにのっかりました。ストップ高とかもあったので1日で20万値上がり益を確保できた日もありました。確か、任天堂のIR(ポケGOはうちのアプリちゃうでというお知らせ)と共に相場は終わった記憶がありますが、
噂で買って実績で売るとはまさにこの事。
で、その後任天堂switchが2017年に発売されるわけですが、
この時発売日にスイッチをゲットしてゼルダを始めた私にとっては、
このハード間違いなく来るなという感覚がありました。
ソフトのラインナップも、マリオオデッセイ、ゼルダ(しかもオープンワールド)、マリオカート、すぷらとぅーんも発売を控えているとあって、最早最強なわけです。で、このタイミングでも一度手放していた任天堂を再度購入。当時200万だった株価は上下しながら300万円へ向かいます。ここまでは順調だったのですが、、
その後、株って結構簡単じゃないかというバカな考えに取りつかれてしまうんですね。で、当時株に詳しい友人からこんな話を聞きます。
「マザーズのゲーセクが儲かるよ」
「東証マザーズ」とは、東京証券取引所が運営している新興企業向け株式市場です。ゲーセクとはゲームセクターのことで、SNSアプリ等のゲームの開発会社等のことを指しています。最早封印したい黒歴史なのでうっすらとしか覚えていませんが、無名のアプリ開発会社が有名なIPを借りてアプリを出すことで、課金収入でめっちゃ儲かるというような話だったような気がします。今、冷静に考えてみるとロイヤリティとか払うわけで、ちゃんと分析しませんでしたね。。恥ずかしい。。
で、このセクターの特徴として、IRで株が跳ねるんです。
IRとは企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績、今後の見通しなどを広報するための活動のことで、いわゆる会社が出す正式なニュースリリースのこと。
とあるゲーム開発会社のアプリがどこどこコラボするらしいというのが、
yahooファイナンスの掲示板等でネット民の間で話題になり、
それが本当で、会社から〇〇とコラボします!と出ると、株価がぼんと跳ねる。3日くらいストップ高な時もありました。で、ここで一攫千金を狙えるぜ、という話なんですね。
あろうことか私はそれをそのまま鵜のみにして、
任天堂の株を手放し、資金をマザーズに全集中。更に損をしてもなんピンしていき、単元を増やしては大損をこく、毎日株価を常に気にする、数字だけおってるので損失の重さに気づかないという日々を送る事に。
毎日毎日株価をチェックして一喜一憂する毎日、メンタルが結構やられました。。で、ふたをあけてみれば、計260万の損失。
流石に目が覚めました。
失敗から得た教訓
それは、以下のとおりです。
・ちゃんと余裕資金でやること
・自分で判断をすること
・自分の勝ちパターンを見つけること
・個別株はほぼ博打ということを心得ること
・一度買ったらかなりの期間放っておける株を買うこと
株を勉強し始めるとテクニカルで判断する、ファンダメンタルで判断する、需給がどうだ、〇〇線を割っただなんだ色々出てくるんですが、勉強は大事ですが、自分の勝ちパターンを見つけて、噂に流されない投資をすることが基本になります。
よく言われる、投資は自己責任。
絶対もうかります、儲けのコツを教えます。これは全部嘘です。
あの人が上がるって言ったも嘘。多分、その人はカモが飛びついた時に売り抜けようとしている人です。
だから、余裕資金で自分が納得のできる形で投資を始めることがポイント。
で、個別株は博打なので、
基本は資産形成の投資は時間という強みを発揮できる分散投資で投資信託を積み立てて購入するのが基本になるんじゃないかなと思います。投資信託というのは、いろんなところに投資することでリスクを分散する方法で、個人では超めんどくさくてできないので、プロが手数料を少しもらって商品化してくれているものです。時間を味方につけると強いですね。豆腐メンタルでも、放っておけることが大事なんです。
この時に毎月○万この投信を買っていたらいくら儲かったか、なんてシミュレーションも書籍などで出ていますので、参考にするのも良いかと思います(過去の情報で確実ではないということはお忘れなく)。
また、新NISAでは(積み立ては現行もそうですが)金融庁が事前に厳しくチェックした商品のみしか購入できないため、その辺りも1つポイントになりますね。
投資は自己責任で。
一攫千金ではなく時間を味方につけるリスク分散型の投資で、
放っておく気持ちで投資をするのが、個人的には良いのかなと思います。
自己責任ですけどね。