見出し画像

#78【練習】細部まで言語化すると自分の意見を持てるようになるという話。

こんばんは。昨日投稿しようと準備していたのですが、風邪をこじらしてしまい、更新が1日遅れてしまいました。

前回、木下斉さんのVoicyを聞いて「仕事」と「作業」の違いについて、自分が思うことを書きました。

今回はその延長のお話です。

○ローソンTOBのニュースを見て

一昨日、KDDIのローソンTOBのニュースが報道されましたよね。三菱商事と3社で資本業務提携して、各社の強みを生かし次世代のコンビニを目指す。

三菱商事、KDDI、ローソンが2月6日、共同で記者会見を開催した。3社が資本業務提携契約を締結した他、KDDIが4月をめどにローソンの株式をTOBで取得する。

出典:[金子麟太郎,ITmedia 一部抜粋]

この話、私の想像が足りてない可能性もありますが、率直な感想として「なんで?」と思ってしまいました。

この3社が資本業務提携するメリットをあまり理解できないのです。
ビジネスなので、目的は当然利益を得られる(メリットがある)からですよね。

商社とコンビニなら原材料の調達も含めたサプライチェーンの構築等のシナジーは想像できるのですが、「はて、KDDI?」となってしまいます。

例えば提携のわかりやすいものだと「チャネル(流通経路)の拡大」等がありますよね。セブン&アイ・ホールディングスでは、金の○○シリーズをスーパーに陳列したり、逆にスーパーのPBをコンビニに置いたり等。

確かに人手不足等でコンビニからすると自動化は必須の状況。
その他、需要予測で発注の精度を高める等かなと思いましたが、それはもう取り組んでいるだろうし。いわゆる「通信」事業のシナジーがあまり想像ができないんですよね。

ということでKDDIのIRサイトを覗いてみました。そこには中期経営戦略(2023年3月期~2025年3月期)が出ており、注力事業として、DX、金融、エネルギー、LX、地域共創とあります。

お、このLXって何だ?と思い確認したところ、ライフ・トランスフォーメーション(Life Transformation)の略語とのこと。

LXでは、5Gの浸透とテクノロジーの進化で生活体験・行動を革新する将来の事業を創出していきます。そのために、Beyond5Gや6G時代の先端テクノロジーとして、ネットワーク、セキュリティ、空間認識・画像解析、AIなど生活者の目線に立ったLXテクノロジーに注力してまいります。LXの価値創出事例の一つであるメタバースでは、ユーザー同士が直接、コンテンツの所有や共有が可能となるWeb3.0時代に向けて、誰もが自分を表現できる空間を創出してまいります。そのほか、ドローンでは無人配送や映像体験拡張など、地域活性化や暮らしを豊かにするサービスを展開し、衛星通信ではスペースX社とのパートナリングにより登山、キャンプ、離島などでも都市水準の通信品質を提供することで、新たな体験の創出に貢献していきます。

出典:KDDI HP


うーん、これを読んでも具体的なイメージがあまりわかない。
コンビニでドローン配送ってあんまメリット想像できないし。。

なので、私は、KDDIにとって今回のローソンのTOBは、高い買物になるだけなんじゃないかなと思ってます。

○言語化しようとすると自分の頭で考えることになる

当たり前ですが何かの事象に対して説明しようとすると、細かい部分まで言語化しないといけません。

「この3社が資本業務提携契約を締結することで各社にとって○○という部分で△△というメリットが生まれ、結果的に各社の売上(利益)の向上が見込まれる」という言語化ができないと「?」となってしまいます。

言語化をしようとすると、細部まで考えないといけないので、必然的に自分の意見を持つことができるようになるわけです。

○曖昧な情報をそのままにしない

ローソンの件は大きなニュースなので、それを見て「おおー」ってなり、その雰囲気に飲まれて「あの3社が何かやるのか、すごいなぁ」となって聞き流してしまうこともあるかもしれませんが、こういうニュースは頭のストレッチになります。

自分の頭で考えて言語化してみることで、自分の意見が持てるようになるし、そのニュースの続報に対しての感度も高くなります。

日々のニュースを曖昧にせず、目的やメリット等、自分でテーマを設定し言語化してみると日々のニュースに接するのが楽しくなりますので、おすすめです。



この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?