Rくん手術日

間が空いてしまいました。
その間、冬休みノイローゼになっていました。

今回は、Rくんの手術当日についてお話します。

前日に入院し点滴の管だけ留置しました。
当日の朝、8時に手術着に着替えました。
その着替えをとても嫌がり、
着せても脱ぐ、着せても脱ぐ・・・を繰り返していました。
そりゃそうですよね!
着なれない服に違和感を感じずにはいられませんよね。

そして看護師さんがやってきました。
眠くなる薬をシロップでRくんに飲んでもらいました。

30分程経つとボケーっとはしてきたけど
手術はやはり怖いみたいで、ずっと起きてました。

8時50分、手術室へ行くため、看護師さんが来室しました。
最初は抱っこでしたが、
車いすに乗ることになりました。
そこでバイバイなのかと思いきや、
「お母さんも手術室までついてきてください」
と言われ、ついていくことになりました。
Rくんの乗った車いすを押しながら、
『どこまで私行くんだろう?』
って思いました。
そして手術室の前室で看護師さん同士が申し送りをしていました。

その間に手術室用の帽子を被らされました。
『え?まだ入るの?』って感じでした。

結局、手術室の中にはたくさん部屋があって、
その1室までついていきました。

私も看護師なので、大人の手術の送り出しはしたことあるんですが、
前室までのことが多かったので、まさか中まで入ることになるとは・・・!
そして、手術台にRくんを乗せ、
手をずっと握っていました。

不思議なことにそこでは私はRくんの母親というより、
看護師としての血の方が騒ぎました。
だからRくんの心配より、1室の中を見渡したりして
『こんな感じなんだ!』って思ってました。
中まで入ったことはあるんだけど、
ジロジロ見る余裕はなかなかないんで興味津々でした(笑)

それにRくんの位置の調整や押さえもなぜかやっていました。
たぶん、看護師の血が騒ぐんでしょうね(笑)

そしてRくんの点滴から麻酔が入り、笑気が出てくるマスクをした瞬間、
Rくんは眠ってしまいました。

私の用事は終わり、看護師さんと共に病棟に戻りました。

9時に始まり、早くても4時間はかかるとおっしゃっていたので、
『なにしよう』なんてのんきなことを考えていました。

結局、10時頃に外の空気を吸いに病院を出て、
コンビニまで歩き、喫煙することにしました。

手術中って、結局、家族は何もすることないんですよね。
初めて子どもが手術をするというお母さんや家族は
心配でしょうがないのかもしれませんが、
私心配は特にしてなかったんですよね。
だから手術当日も私一人の付き添いだったんです。
誰かいても特にやることないし・・・。

手術中なんて私すらすることないし・・・。
でもなんかあったら・・・って病室にはいたほうがいいから、
コンビニだけ行ってすぐに戻って、パソコンで仕事をしたり、
スイッチでゲームしてました。

『なんかあったら・・・』って思わなかったんですよね。
そう思うと本当に何か起きそうな気がするんですよね!
だからそんなことは考えない方なんです。

そんなこんなで帰室してきたのは14時40分ごろ。
麻酔が切れかけている状態で大暴れ!
医師が抑えながら帰ってきました。
ストレッチャーで帰ってきて、
そのあとはベッドに寝かせるんですけど、
大暴れで全身抑制されました。
抑制もなかなかさせてくれなくて、
私が抑える感じになりました。

術後せん妄って言って、麻酔切れかけてくるとよくあることなんで
特に動じず・・・。
写真や動画を撮る始末!(母としてどうなの?)
そして私の母や姉、旦那にそれを送りました。

あとあと聞いた話だと、3人ともその動画を見て、
グッとくるものがあったらしいです。
そばにいる私は『やっぱりか・・・』って感じでした。
頭の縫った部分から出血がひどかったので、
看護師さんに「ここ出血が染み出てきてます」って冷静に伝えました。
看護師さんはガーゼを取りにいってくれて処置しました。

30分くらい経過したら、
暴れるのもおさまって、眠りにつきました。
モニターと言って、心臓の動きや酸素飽和度を画面で見ていたので、
生きてるのはもちろんわかるし、
それからは様子見って感じでした。

その日はずっとRくんを見てました。
時々寝返りをして、点滴ルートやモニターコード、
尿の管が絡まっていたので、それをキレイにすることに専念していました。
夜中も何度も起きて直していました。

翌朝、Rくんは6時頃目覚めていました。
当分、起き上がることが不可だったため、
寝っ転がったまま過ごしていました。


今回はここで終了します。
次回は術後のRくんについて話したいと思います☆

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